夫の駐在に帯同することのメリット・デメリット(メンタル・プライベート編)

お金編妻の仕事・再就職編と、お金周りの話ばかりだったので、それ以外の話を。

お金のことに焦点を当てると駐在の帯同はそんなに得とは言えないのだけれども、じゃあそれでもって、駐在に帯同することで得るもの何にもないか、っていうと、もちろんそんなことはない。

大げさに言うならば、ロンドンに住むことで、私、人間として生き返ったわ、という感覚があって、そんで、これからの人生も楽しく生きていけそうだわ、と思っていて。

今まで働いているのが当たり前で、社会人でなくなってしまったら死ぬくらいに思っていたわけだけれど、いざ家庭に入って、適当にご飯食べて、ネットポチポチしてるだけでも私はなんてことなく生きていたし、普通に楽しく生きれていたということは、自分の中でのブレイクスルーだった。もちろん頭では専業主婦だって楽しく生きられると分かっていたんだけれど、頭で分かることと体感として分かることは違う。

自分で最後にお尻が拭けるならどう生きたっていいんだ、って分かったことも大きかったし、実際に自分の価値観と違う価値観で生きてる人ってたくさんいるんだなという実感も得たし、その価値観の中から必ずしも日本で一般的なものを選びとらなくたっていいんだ、というのが分かったのは自分にとってすごく価値あることだった。

 

それから、語弊を恐れず言えばこの2年半はお金を使いまくった2年半だったことは事実で。「ヨーロッパに住んでる間に」を名目に色々なところに旅行に行ったり、その他にも色々な体験をお金で買ったり、安全のためにお金を使ったり、自分の満足や幸せのためにお金を使ったりした。

(例えば、お金を節約することだけを考えれば日本食は一切絶つ選択肢だってないわけではないけれど、それじゃあ全然幸せじゃないからたまには日本食レストランに行ったり、とか。お金の無駄使いの中にはそういうどうでもいいようなことも沢山含まれているけれど、とにかく日本にいる時とはお金の使い方がガラッと変わった。)

今まで主に貯金にしか興味がなくて、ほとんど使わずに貯めていたんだけれども、やっぱりある程度使わないと、何のために生きてるんだかわかんないわ、ということにも改めて気付かされた。もちろん、ロンドンとかヨーロッパに滞在中ということで「今しかできないモード」になっていたから使えた部分もあるんだろうけれど、でも、お金ももちろんそうだし、時間も、今しかできないことにもっと量を投入するべきだったし、そうすることで返ってくることってものすごく多いんだなぁ、なんて、お金を使ってみて改めて感じたのでした。

そんなわけで、楽しいことや興味があることにはお金を使って楽しんでみよう、と思えたのは駐在に帯同したおかげで、そのおかげで日本に帰ってきた今もイギリスに駐在する前よりも身の周りのものが輝いて見えるのは事実。

 

それから、実際問題として、イギリスにいる間にいくつも趣味が増えたり、興味のアンテナがたくさん増えたりしたことも自分の中では大きい。本屋に行けば今までよりも興味のある本がたくさん並んでいるし、あれも知りたい、ここにも行きたい、なんてふうになったのは、ロンドンに行ったおかげだなぁ、って思います。

金銭面ではあんまり得はないけれど、プライベートやメンタル面でのプラスはすっごく大きかったな、というのは言えることかな、って思います。

 

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1 個のコメント

  • 旧ブログお疲れ様でしたぁ。そして…新しいブログよろしくお願いします。
    私もロンドンに滞在して価値観変わったので、分かるわぁって読みました。
    来月訪英予定なんですが、、たぶん私はロンドンで日本では得られない・・・何かからの解放を求めて行っているのかなぁって思いました。

    ではでは日本でのお仕事も頑張ってくださいね!

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