ごぶ＆さた

ご無沙汰もいいところ！

生きています！！！！！！

日本に帰国してから、そして、ブログを更新しなくなってからもう約１年。色々なことを感じたり考えたりして、その度に書き留めたいなぁ、などとぼんやり思ううちに、こぼれおちて、いつの間にか忘れてしまったこともたくさんあったような気がします。

なんで更新しなかったって、やっぱり忙しかったから？

それもあるし、やはりいったん日々の習慣でなくなってしまうと、あっという間にやらなくなってしまうものなんでしょうかね、ブログって。

それに、イギリスに住んでいる頃は1人でいる時間が多くて、そうなると自分との対話の時間が多くて、あれこれ考える時間も多く、それを毎日のブログネタにしていたんだけれど、今は仕事もはじめて、毎日忙しくて頭と体を休めているとあっという間に次の日になっていて。やはり、凡人はいくつものことを並行してできないようですね。

コメント返しもほとんどしなくなって、すみません。いや、古くからの読者の方は立ち寄らなくなっているであろうし、このブログは誰も読んでいないのでもはや壁打ちですがｗ

さて。日本に帰国してからしばらくは、日本に帰ってきたとはいっても、身の回りはイギリスで買ったものばかりで構成されていました。洋服だって化粧品だって（乾き物系のだけど）食べ物だってバスグッズだって。ウイスキーやワインも買ってきたし。

でも、そういうものが少しずつ消費されて身の回りから消えていったり、冷静に考えたらこれゴミだわ、みたいなイギリスで買ったものを処分したり。それとともに、だんだん記憶もうっすらとしたものになっていく感じ。

じわじわ、じわじわ、日本が普通になっていって、日本のちょっとしたことへの違和感も、少しずつ、感じなくなっていって。自分の中の常識がグラデーションみたくじわじわ変わっていく、不思議な感覚。

帰国当初はなぜこんな顔の俳優が人気に？と思っていた坂口健太郎もだんだん見慣れてきたし、

変だろその太いパンツ、なんもオシャレじゃねーよ、と思っていた太いパンツ、今じゃ普通に履いてるし（←）、

なんだその赤いくちびるは～！！！！！とも思わなくなったし、

半年～１年位で、歪んでいた認知を少しずつ整えていった感。スポンジケーキをつくる時に、横をたたいて気泡を抜くイメージ。（それでもイギリスで暮らすことで自分の中に棲みついた価値観や考え方が全部消えたかっていうとそんなこともなく、自分の中で大切に根付いているものもあるのだけれど。）

今、一番楽しいのは仕事。

仕事をはじめて数カ月は、専業主婦だった私にも仕事ができたことがとにかくうれしかったし、ブランクあるけどやっぱり普通に仕事出来るじゃん、って思って自信も復活したし、自分のデスクが普通にあって毎日通う場所ができたのが本当にうれしかったし、「おはよう」って言う相手が旦那しかいなかった生活から、同僚に「おはよう」って挨拶できる生活に変わったのも、なんて幸せなんだ！って思っていた。（これを読むと死の淵から生還した人のような感じですね。そう、私は一度死んだのだ。）

さすがに今は、自分のデスクがあって嬉しい！とまでは思わないけれど、役割が与えられてそれを達成したり、人に頼りにされたり感謝されるのはやっぱり楽しい。内向的な方だと思うけど、やっぱりホモサピエンスだからかしらね。

何が一番楽しくってもいいのだけれど、今が一番楽しい自分であれるようにいたいと思うのでした。去年はロンドンと日本のギャップを少しずつ埋める作業に少し時間を費やしたけれど、いつまでも「ロンドン駐在妻」でいるのはダメです。１カ月遅い今年の抱負にすることとします。