ブログにどこまで本当のことを書くか

ある時、とあるブログをやっていた人が、ブログを休止した。

そこには、ブログをしていることが周囲に噂されてしまったと書いてあった。そして加えて、これは本当のことを正直に書いたものだからいいんだ、と表現していた。

本当のことを書くことに価値があるのは本当だと思うけれども、人の噂話系とかは、周辺の人間関係に不和を生む。小さいコミュニティならなおのこと。あったりまえだけど。お前に言われなくてもわかっとるわ、って話だけど。

そりゃあ誰だって自分のことを勝手にネットに書かれていたらえっと思うわけで。その他にも、事実をそのまんま書くと爆発しそうな地雷はそこらじゅうにある。

だから、

死ぬほどの勢いを持って絶縁したい人の話か、そうじゃなければ、誰の話か分からないように話を半分以上加工するか、そのどちらかしか選択肢はないと個人的には思っていて、だから私のブログには色々な嘘もまじっているし、

(この本旨とは関係ないけれど、2年半ブログを続けた率直な感想として、ブログに書いてあることがどこまで本当なのだろうか、ということについて、案外読み手は考えないものなのだな、という感想を強く抱いているので、もしブログをしている人とかこれからする人が読んでくれていたらうれしいと思って書いているけれど、)

積極的に嘘をまぜる方向で情報発信をしていいと思っている。

これは別に虚構を書くとか云々じゃなくて、書き手がこれは伝えておいた方がいいなぁとか、こういうメッセージを伝えたいなぁと思った時に、(それが人の役に立つと思うなら、という条件がつくけれど)そこに嘘が多少混じろうが、読んでいる人を裏切ることにはならないと思うから。

ちょっと嫌い、とか(っていうか私、人に無関心だからあんまり嫌いな人って普通はできないんだけど)そのレベルでは書いちゃダメ、絶対。守るべきなのは、現実世界であって、ネットではないと思うのよ。(他人じゃなくて自分のために。いい人ぶるわけじゃなくってね、自分のためによ。)

個人的には、海外で暮らしている人や普通とはちょっと違う人が発信する、その人ならではのノウハウとか工夫がネットにもっと溢れてくれることがマイノリティが豊かに生きるための助けになると信じているので、そのためだったら全部本当のことを言う必要なんてないし、自分を守りつつ発信できることってきっとあるよ、的なことが言いたいのでありました。

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1 個のコメント

  • 初めまして。
    もしかして、上記に記載されている休止したブログって私が書いていたブログのことかな?と思っています。

    自分がよく読むブロガーの方が自分のことを書いてくださっていて、しかも自分のブログを読んでいただいていた(少しでも!)ことが分かり、素直に嬉しくもあり、不思議な気持ちになりました。

    旧ブログでもそうでしたが、新ブログの内容についても、思い当たる点・共感させられる点が多く、これから新ブログの更新も楽しみにしています。

    「それ、私のことですよね?」ってコメントっておかしいし(これこそ”ブログに寄せ付けたくない変な人”ではないかと…)、最後までコメントするかどうかも迷ったのですが、書かれていた旧ブログは大変参考になり楽しませていただいたので、お礼だけでもお伝えしたく、初めてコメントしました。

    不快になられましたら、このコメントは削除してくださいね。

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