帰ってきた浦島太郎

はい、日本に帰ってきたわけですが。

ずーっと脳内では2年前の日本が延長した感じの世界を生きていたわけですが、それがいきなり本物の2年後にタイムスリップした感じ。現実世界にいながら、このタイムスリップ感を味わえるなんて、なんと不思議な。

精神と時の部屋から出てきたような感覚ともいうべきか、あるいは、なんだ。

とにかく、不思議なタイムスリップ感

2年じゃたいして変わらないでしょ、と言われるし、それはある程度正しいのですが、色々と制度やシステムが変わっていたりすることはもちろんですが、イギリスに慣れてしまって忘れていたことや、流行が変わっていたりとかね。

やっぱり、その土地に住んでなきゃ感じられない何かって、思っているより多い気がする。

とりあえず帰ってきた当日、ホテルの近所にある大戸屋行ったんですが、

ボタンで店員呼ぶとか、未来かよwwwwww

(店員を呼ぶという厄介事をボタンという道具を介在させて解決しようとするのが、なんとも日本っぽい。)

その後行ったスーパーでも、

カートが私の体にぴったりサイズで、手すりの高さもぴったりだし、車輪も超スムーズに動いて、なにこれwww超便利www泣きそうwwwww

もう、街全部が自分のためにできてるって感じ。売り場が欲しいものでいっぱいだし、食べたいものでいっぱいだし。でも、それを夫に言ったら、お前どんだけ自分中心に物事考えてんのって言われたよ。ただの比喩に決まってるだろう。相変わらずのアホか/(^o^)\

それにしても、全部が自分の体型や習慣に合ってる公共物や建物や設備に囲まれて、食べ物も水も全部体に合うものに囲まれて、ってこんなにすがすがしいんだ~という気付き。排泄物の出が好調です(きたない)

それから、スーパーの陳列棚を見ても、イギリスでは考えられないような細かい用途別の洗剤とか、掃除用具とか、食べ物にしたって死ぬほど色んな種類の食べ物があってさ。驚いたよ。

イギリスに住んでる時は、何かを作りたい!って思った時、調味料を色々あわせて自分でタレを作ったりするのが普通だったけど、でもそういう「○○と▲▲で■■になる!」みたいな知識を全然知らなくて、日本でも主婦歴あるくせに何かを作りたいって思うたびネット検索をする自分が情けなかったりもしたんだけれど…

日本の売り場を見て、これじゃあ当たり前だよな、って思ったよ。本当に、出来合いのものが何でもあるんだもの。本当に便利な世界だよ、日本。

東京はロンドンよりもずっと都市圏人口多いし、ほぼ単一民族のためだけに食材供給をすればいいわけで、その中だとロンドンと比較するといろんな種類の食品作れちゃうのもあるんだろうなぁ。もちろんそれだけじゃないと思うけど。とにかくさ、スーパーすげえ。

見るものすべてに

んあーーーー!きなこもち!

わらっ!わらっ!わらびもちですと…?しかも金?

うっわ!抹茶ラテ!しかも宇治とな

このっ!このっ!メンタイコーーーーーーーー!

と、よく読み返してみれば名前を読みあげているだけなのだが、商品に出会う度に雄叫びをあげている状態。(海外暮らしの人にしかきっとわからないであろうこの感覚、パックに入った明太子の写真をブログにアップする時点で狂気の沙汰ではない。)あまりにうるさかったのか、夫からは貧乏に見えるのでやめてくれと注意される始末。

スーパーを歩く私の背中には本当に羽が生えているような感じで、久しぶりに日本の食べ物を見た高揚感で体が浮いてもおかしくないレベル。このスーパーの中で私が今一番、幸せだと思ったわ。(断食である種の高揚感とか幸福感を得るってのはありうる世界だわよねー。ある種の禁欲状態を自分たちで作ってるにも関わらず、その禁欲を解くと何故か神さまに感謝したくなるこの感情は人間の不思議w)

(注)私は特定の宗教を信仰していませんが、無神論者でもない、正月には神社でうっすら世界平和を願いつつ、結局自分の懐事情が一番気になる、普通のゲス市民です。

納豆とか~58円とか~この場でよろこびの舞いを踊りたい~

てんてけてんてんてんてけてけてけ(コウメ太夫もしくはエレクトリカルパレードどっちでもいいです)

っていうか、うまいが一番納豆じゃないんだよ、一流品メーカーの金のつぶ とろ豆納豆が58円なんだよ すっげーーーーーーーー

唯一ロンドンより高かったのはマッシュルーム。お前なんか、もういなくても平気だっ\(^o^)/全然余裕だっ\(^o^)/

(5~6個しか入ってなくて約1ポンドという狂気の沙汰。しかもこの値段で本日のおすすめ。もしかして、マッシュルーム農家ってけっこう儲かってます?)

 

それから、全然話は変わるけど、銀座とか渋谷行くと感じるのが、ライフスタイル雑貨のお店とかお取り寄せ系食材のお店、けっこう増えたよね、ってこと。インスタが流行って、家の中のものに振り向ける予算、明らかに増えたんだろうなぁー。割食ってるのはたぶん洋服で、洋服屋さんはどこもイメージより空いてたなー。

そんでさ、私がロンドンに来た当時の2~3年前って、20代後半以降くらいの女子の間でロンシャン流行ってたんですよね。

それがいまや、日本じゃ誰もロンシャン持ってなくてびびった

(ま、正確に表現するなら、ロンシャンが流行る前のレベルまでロンシャン持ってる人が減った、って感じだけど)

でもさ、ロンドンの駐在妻だとロンシャン持ってる人、けっこういるんですよね。でも顔を思い浮かべてみると、みんな2年以上前に来た人なのよ。ええ、私もロンシャンたまに使ってましたよ。

つまりだね、海外在住の人は、その人が移住をした時期の流行に引きずられたまま海外で生きる、ってこと。

ということで、新しく来た駐妻のみなさんは、ロンシャンを持った駐妻を見ても「だっせ~」とか思わないでくださいってことですw これは仕方ないことなんですw っていうか、今あなたが身に付けてる洋服やバッグも、数年後、新参駐妻に「なんか古くね?」と思われる可能性があるんですが、そういうの気にしないで生きていきましょう、ということです。

今日本では定番となっているワイドパンツだって、3年後には化石になっている…かもしれない

でも、身に付けていると、戻ってきた時、タイムスリップ感がより増して楽しいかもしれません

新規駐在妻におすすめ♪(どんなおすすめだ)

…ということで今必死に、タイムスリップしてきたことを隠すべく、ショッピングに勤しんでいます。欲しいものがきちんと売り場に売っている、この幸せったらないよ。

ただ単におしゃべりしただけの、女子特有の会話的、まとまりのないブログエントリでした。

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9 件のコメント

  • こんにちは。
    ひたすら爆笑させていただきました。
    マッシュルームのくだりは、笑いすぎてのたうちまわり、死ぬかと思いました。
    間違いなくヤツはいなくても平気ですよね。
    ありがとうございます。
    とにかく、無事にご帰国されたようでよかったです!
    また「タイムスリップ」の話を聞かせてください。

    • こんにちは。爆笑、ありがとうございます。マッシュルーム、イギリスで飽きて死ぬほど食べたので、もう一生食べなくても大丈夫そうです(笑)、1ポンド分も払ってあれしか入ってないなんて…

  • はじめまして! いつも楽しく記事を読ませて頂いています。
    一年ほど前からイギリス田舎町で暮らしている主婦です。
    マッシュルームの件、納得&爆笑です(笑)きのこ好きですが、しいたけやえのきなんぞは近場では手に入らないので、ついついマッシュルーム頼みで料理をしています。でも日本にいたときは全く気にしたこともない存在だったなぁ…と。
    英国駐在お疲れ様でした! 日本で美味しいもの、便利なものの記事をこれからも楽しみにしております!

    • はじめまして、お読みいただき有難うございました。
      ロンドンでも状況はほとんど一緒で、激安のマッシュルームが家計の味方でしたよ^^;マッシュルームはイギリスにいるうちに一生分ご堪能をw!(そんなうまいもんでもない…)

  • これから渡英する者です。もう1つのブログもあわせて毎回楽しみに読ませてもらいました。
    もう帰国とのこと、行き違いでちょっぴり残念ですが日本での(浦島太郎)生活、楽しんでくださいね!
    行きの機内食では◯大介 is 誰コースは頼まないようにします…笑

    • お読みいただき有難うございます。これからイギリスとのこと、素敵な思い出たくさん作ってくださいね。大介コースは怖いもの見たさで是非どうぞw(そんなに不味くはないですw)

  • お帰りなさい。

    帰国されてもまだブログを続けてくださって、うれしい限りです。
    大爆笑しながら読ませていただきました。
    マッシュルーム・・・スーパーでみつけて一人笑いがでました。

    帰国後でお疲れもでるかと思いますが、どうぞご自愛ください。

    • こんにちは。バタバタしています^^;

      マッシュルームはイギリスに限りますね…(笑)。同じ値段で6~7倍入ってますもんね…w

  • はじめまして!!
    初めてコメントさせていただきます!
    実は3日前から、駐在妻の生活が始まりました!
    英語が全くできない私に、
    本当に助かります!!
    どうか!
    どうか!!
    このブログ残しておいてください!!

    今から、教えてもらった掃除用品を買いに行ってきます!!
    ドキドキ

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