イギリスの牛乳売り場って、ちょっと日本とは違う印象があります。日本にいた頃の牛乳選びのポイントって、メーカーの違いやパッケージングの違いだったような気がします。あまり中身の比較をしてこなかったなぁ、と。だけど、イギリスの牛乳は…
メーカーの牛乳もあるにはありますが、それよりも目立つのがスーパーのプライベートブランド。売り場にずらっとPB商品が並ぶので、PB商品しかないような印象さえ与える程です。そしてそのPB商品は、パッケージが一緒。使われている色だけが違うんです。
こんな感じ。こうやって並べられると、「じゃあ、何が違うの?」とその違いが気になってしまいます、よね。
左から、Whole milk、Semi skimmed milk、Skimmed milkとなっています。で、違うのは、乳脂肪分の量。これはセインズベリーズのデータなので、他のスーパーだと若干数値は異なってくると思いますが、
Whole milk 3.6%
Semi skimmed milk 1.6%
Skimmed milk 0.5%以下
こんな感じです。
一方、日本では、乳脂肪分の量に応じて、このように定義されているようです。
(省令上の)牛乳 3%以上
低脂肪牛乳 0.5%以上1.5%以下
無脂肪牛乳 0.5%未満
日本では、乳脂肪分の多さが濃厚さに繋がるとして人気が出ているようで、3.5%~3.8%くらいの牛乳の人気が高いようです。(一方イギリスでは、乳脂肪分が低いほうがカロリーが低いため、低いものもそれなりの支持を集めているようで、どの牛乳も同じぐらいの売り場面積で販売しています。)
…ということは、Whole milkを買えば日本と同様の牛乳が楽しめる!?のでしょうか。残念ながら私は牛乳が苦手で普段飲まないため、味の違いを判断することができません…( -д-)専らコーヒーに入れるのみ、です。
ですが、飲まない私でも感じる違いがひとつだけあります。それが…イギリスの牛乳って、すぐ固まるの!賞味期限前でも、ヨーグルト状態になっていること、しばしば…。
どうやら、殺菌方法がイギリスと日本では異なるようで、そのせいなのかな?なんて推測しています。日本は高温で数秒殺菌する方法なのに対し、イギリスでは低温で10数秒殺菌する方法なんだそう。
ということで、賞味期限前までに使い切れる分だけの牛乳を買うように気を付けてます。ちなみに、我が家の周りのスーパーの中では、断トツでM&Sの牛乳の賞味期限が長いので、余裕がある時は牛乳だけM&Sに買いに行ったりしてます(笑)。(他のエリアでもそうかは分からないので確定的なことは言えませんが、私の街ではそうです。)
以上、イギリスの牛乳事情でした。
コメントを残す