薄切り肉に関するあれこれ in イギリス・ロンドン

日本人ですもの。焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ～♡　たまには食べたいですよね。

…でも。イギリスの普通のスーパーでは、日本では当たり前になっている“薄切り肉”や“豚コマ肉”は販売されていません。アメリカや他のヨーロッパの国でもそうですよね、確か。

アジア系のスーパーに行けば割高だけれど売っているし、特別に肉を薄切りにして販売してくれるお肉屋さんで共同購入している日本人の奥様方のお話も聞いたことがあるので、全く手に入らないってわけじゃないけれど、手に入れるにはそれなりの労力がかかります。

子供がいない場合は、まとめて共同購入できるような大きなコミュニティもない場合が多いし（最低オーダー額がそれなりの額だったりするらしいので）、スライサーを買うのが一番てっとり早いのかもしれません。アマゾンでもアルゴスでも１万円しないものが売っています。

こういうやつ。（これは日本の電圧対応製品なのでロンドンでは使えませんが。）

でもまぁ、初めは「なんで薄切り肉ないの＼(^o^)／私を苦しめたいの＼(^o^)／」とか思ったわけだけど、よく考えてみると、動物の肉はナイフとフォークで食べた方が圧倒的に自然に思えるわけで。にもかかわらず箸で食べようとするから、薄切り肉にしなきゃいけないんですよね。道具に支配されている＼(^o^)／最近では、どう考えても箸で肉を食べる民族のほうが邪道に思えてなりません。

んで、話は戻り。
薄切り肉の件に関して面白いなーと思うのが、薄切り肉が無いことを問題視するタイプと、日本人であっても「薄切り肉なんて、ないならないで、いいじゃん。」というタイプに分かれる、ということ。

斯く言う私は、なんでもやりたがり屋なので、ロンドンに来てからすぐ、スライサー購入しました。

…でもね、ぶっちゃけ、めんどくさいんですよ。スライサー。

やりくり上手の奥さんはたぶん、まとめてお肉を買ってきて、全部スライスして、１回に使う分ずつラップに包んで…ってやるんですよね。

でも、スライスするのにもけっこう力がいるし。お肉をいったん凍らせて、やや解凍したところでスライスするのが簡単にスライスするコツらしいんですけど、その解凍を待ってる間に居眠りしちゃって、あーあ(´･ω･｀)とかもあったりｗ

スライサーを使い終わった後も、刃とパーツをはずして洗わなきゃいけないし、洗えない電気の通る部分はよく拭いて…とか。そもそも、スライサーけっこう場所取るし、なんかもういちいちめんどくさーい＼(^o^)／

…ってことで今ではすっかり、「薄切り肉なんて、ないならないで、いいじゃん。」派にちゃっかり鞍替えしました( ﾟ∀ﾟ)

今やっていることは、このあたりのお肉をやや凍らせて、包丁で適当に薄く切ってみたりする程度。

それから、こっちの肉はそのまま薄切り肉として使っちゃう。7㎜くらい厚みあるけどｗ （焼くと縮まるしｗ）

ひき肉は牛も豚も普通にスーパーに売ってるし、日本料理はひき肉も活用しつつ作ることにしました。面倒くさがりの私にはスライサーよりこっちの方が合ってました（笑）。

それから。

日本ではほとんど家で食べなかったステーキだけど、スーパーでステーキ肉を買ってみたり。お肉カウンターで注文して切ってもらって、秤に載せる瞬間の「いくらになるんだ」的ドキドキ感が好き。焼くだけでメインになるし（笑）。

ラムも大好き。ラムは調理法があんまり分からないので、もっぱらオーブンで。

ラムとか、ターキーとか、ダックとか。今まで食べなかったものも、食べてみると楽しいもんです～。