超くだらない事なんだけれど、私はかれこれ1年以上、湖水地方に行くべきか、別に行かなくてもいいか、悩んでいました。
せっかくイギリスに住んでいるんだから、コッツウォルズと並んでイギリスの代表的な観光地である湖水地方、行った方がいいに決まってる。
…と頭では分かっていても。
なんか興味出ない(´・ω・`)
湖水地方といえば、
- 100年前のイギリスの大自然がそのまま残る
- 高い山が少ないイギリスに珍しい、山がたくさん
- 湖がいくつも点在
- イギリスを代表する景勝地、保養地
こんな感じで紹介されてるんですけど。その形容の仕方がぼんやりしてるというか、全然刺さってこないというか。
山なら日本に腐るほどあるし、富士五湖とか北海道にも湖いくつも点在してるし、保養地なら軽井沢でいいよねぇ、ってな感じ。なんかピンとこない。
しかも追加で、
- ピーターラビットの生まれ故郷
- ワーズワースが愛した土地
ってのが、湖水地方の枕詞で必ず付いてくるわけですが…
ん~なんか、ウサギ?ん~なんか、詩人?これを売りにしないと売りがないくらい、つまんないところなの?って思ってしまうわけですね(⌒-⌒) まぁピーターラビット好きな人もいるのかもしれないけど…、私は人生で一度もピーターラビットのことを深く考えたことがない(・∀・)
多分、上で挙げた湖水地方の説明って全部、イギリス人向け、もしくは西洋人向けのキャッチコピーなんですよねぇ(当たり前ですがw)。知りたいのは、自分の国に山も湖もたくさん揃ってて、ピーターラビットとワーズワースに馴染みなんか微塵もない人が行って楽しいか、なんですけどー…みたいな。
(その点コッツォルズは、「ハチミツ色した古くて可愛い街並み」ってキャッチコピーと写真一発で、絶対日本にないってことが理解できるので、すごく分かりやすいのかな、と思った。)
で、夫の臨時休日に合わせてどこに行こうか考えていたときに、「湖水地方?でも、電車3時間半も乗っていくの面倒くさいなぁ…。」と思ったんだけど、なんだかんだで結局、3日前に予約して1泊2日で回ってきた感想としては…
- 天気が超重要。雨ばかりだと、寒いし、行動範囲も狭まるのであんまり楽しくないかも。季節は夏に限る。8月でも気候は日本の10月下旬並み。
- ピーターラビット関連施設は、興味ない人にとっては時間の無駄。いくら有名な施設でも、「だから何?」的なところは否めない。
- ボウネスピア周辺も、人が多くて賑やかではあるが、あんまり風光明媚とは言えない。風光明媚な風景を見たいならボウネスピア周辺を早めに離れるべき。
- 個人的に見どころだと思うのは、小さめの村、スレートの石積みで作られた石垣や家、湖畔・川・牧草地沿いのフットパスをウォーキングすること、岩肌の見える独特の山の景色、ホテルステイ。
すべて個人的な見解です(・∀・)
結構けなしてますけど(笑)、個人的な見どころで挙げた部分が本当に素敵で、結果的に1泊2日じゃあ時間足りなかったです。(っていうか、無駄にピーターラビット関連施設なんか見に行っちゃったからw)今度1泊2日で湖水地方旅行するなら、今回とは全然違うプランにすると思います。
でも、雨だったら微妙。山の天気って変わりやすいので、1日のうちにコロコロ天気が変わるんです。2日目の最後の方はめっちゃ雨降ってきて、8月なのに真冬並みの寒さ。私たちはほぼ観光終わってたので許せましたが、あれが続いたら激萎えします。
だから個人的には、太鼓判押して死ぬほどおすすめってわけではない湖水地方。でも、定年後にまた2週間くらいのプランで来たいかも、とは思いました。
ということで次回以降、湖水地方の旅行記をいくつか書きます。
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