ハムステッドのケンウッドハウスに行ってきた。

先日は暇だったので、ロンドン郊外のハムステッドにある、ケンウッドハウスへ行ってきました。マンスフィールド伯爵が18世紀に建てた、カントリーハウス。
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目当ては、このお部屋の中の…
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フェルメール~。「ギターを弾く女」。全然混んでいないし、仕切りもないのでめっちゃ近くで見れます。こんな地味なカントリーハウス(失礼)にこんな高価な絵があるとは…。他にもこの部屋には、レンブラント、ターナー、カイプなどの絵がたくさんでした。
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こちらは、ライブラリー。これが個人の邸宅だと思うと、すごいわ~
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んで、この絵画が、もうひとつのハイライト。(ただ、この絵はコピーという話も。本物かどうか聞きそびれた…。)この二人、この邸宅の主人であったマンスフィールド伯爵の姪っ子2人の肖像画らしく、子供のいなかった伯爵がこの邸宅でこの2人を育てたんだとか。
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で、この肖像画、2005年に初めて一般公開がなされたようで、その際この絵に描かれた黒人女性の存在があまりに特異なものだった、ということで話題になった絵なのだとか。

この女性は、ダイド・エリザベス・ベルという名前。伯爵の甥のイギリス人と黒人奴隷の女性との間に生まれた私生児だったようで、その甥が既婚者であったことから伯爵の家(ケンウッドハウス)で育ったのだそう。もちろん、当時はこのような子がケンウッドハウス内にいるということ自体、知られていなかった訳ですが、奴隷としてではなく、十分な教育を受け、成人してからは護士が本業だった伯爵のアシスタント的な業務もしていたらしい。

んで、その伯爵、なんと、イギリス国内で奴隷制度の廃止の第一歩となる「サマセット事件」の裁判官をしていて、その判決っていうのが当時としてはかなり画期的なものだったらしく、「なぜ彼があんな判決を下したのか?」というその理由が、この絵が2005年に公開されたことで点と点が繋がった、らしい…という、エピソード付きの絵なのです。彼女を主役にした映画もあるようなので、ぜひ見てみたいものです。。。

それにしても、ベルの顔、すっごいチャーミング。素敵な絵~。

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ブーシェなんかもありましたよ。

kenwood house というバス停がありますので、公共交通機関を使って簡単に行けます。

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1 個のコメント

  • ダイド・ベルの絵はコピーです。額の下の部分に、それを作成した人の名前が書かれています。
    また、マンスフィールド伯爵の甥は未婚です。西インド諸島を航海中に、船に乗っていた奴隷の女性との間に子供をもうけました。

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