「ナポリを見て死ね(ナポリ湾一帯の風光を見ずに死んでしまっては、生きていた甲斐がない、の意味)」とか言われていますけれど、皮肉なことに、現代ではゴミの街、治安悪すぎ、とか言われていて、下手したら「ナポリを見たら死ぬ」状態のナポリ。年々治安は改善しているらしいですけれど、それでもやっぱり怖いイメージはぬぐえない。
ということで、ポンペイに泊まろうとしていたんだけれども、何故だか知らんが夫はナポリに泊まりたいらしく、ナポリの宿を探さざるを得ないことに。なんでも、会社の同僚から料理が美味しいと聞いたとか、マルガリータ発祥の地のマルガリータを食べてみたいだとか。マルガリータなんて発祥の地で食べてもそうじゃないところで食べても一緒だと思うのだけれど、とにかくナポリに泊まらなければいけない羽目になりました。
ナポリで近づかない方がよさげなエリア
ということで、ナポリで近づかない方がよさげなエリアを調べました。ネットで調べただけで、実際に近づいてないので真実かどうかは不明ですがw
- ナポリ中央駅周辺(フォルチェッラあたり含む)
- スペイン地区
- モンテ・サント地区
- サニタ地区(国立考古学博物館の北側)
こうやって調べてから、ガイドブックを見ると、ナポリの中心部のほぼすべてが指定されているような感じでわらけてきますw
それから、ナポリの下町旧市街のスパッカ・ナポリというエリアも、観光名所になっているのでガイド付きで行きましたがそんなに治安は良くないですね。例えるなら、アムステルダムのレッドライトディストリクトの2~3倍くらいの治安の悪さ、って感じです。
昼間は観光客がけっこう歩いてるので、賑わいはあるしまぁ少し歩くくらいは問題ないですが、スリとかがウロウロしていても全然おかしくない雰囲気でしたし、かなり落書き多いし、ゴミも落ちてるし、って感じでした。ホテルがスパッカ・ナポリだったら、実際に被害に合わないにしろ、ちょっと萎えますね。
選んだのはサンタ・ルチア地区
で、選んだのはサンタ・ルチア地区でした。
ここはナポリの南端の港があるハーバーエリア的なところで、大きな道路に4つ星から5つ星のきちんとした大型ホテルがいくつも並んでいるエリアです。いつもはもう少し安いホテルに泊まるんだけど、安全はお金で買う、ということで今回はこのエリアで宿泊。(とは言ってもそんなに高いわけじゃない。)
私が泊まったのはホテル ロイヤル コンチネンタル
目の前には観光スポットでもある卵城が見える位置取り。これは朝食を食べるレストランからの眺め。気持ちいい!
朝食も、まぁメニューは普通なんだけど、結構美味しい。ベーコンとかジューシーでした。
で、この卵城のある小さな島の中に、飲食店も複数入っているので、夜ちょろっと出掛けるのにも便利でした。
ロブスターのパスタや、ナポリ発祥のマルゲリータ。美味しく頂きました。
もちろん、100%の安全なんてありませんが、この卵城のある島へ向かう分には危険を感じることはありませんでした。せいぜい、バラの花を売ってる商人がうろついてる程度。
ホテル前から見える夜景もきれい。
空港からホテルまではタクシーで。23ユーロ。
次回またナポリに来ることがあっても、このエリアのホテルにすると思います。満足でした。
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