住んで分かった、11月のロンドン

私がロンドンに来たのは去年の12月。もうすぐ季節がぐるっと一周しようとしています。

ロンドンらしい季節って何月かなぁ、って最近よく考えるんです。夜10時まで外が明るい7月とか、クリスマスの12月も、とてもロンドンらしい風景が見られるんですけれど、個人的には、住んで初めて知った11月のロンドンらしさ、ってのもあるなぁ~、って感じます。

10月の最終日曜日にサマータイムが終わり、時計の針を一時間戻すと、夕方5時前からぐっと暗くなり、「あぁ、冬が来るのね~…( -д-)」 ということを否が応でも体感させられます。そんな感じで11月がスタートします。

(ちなみにハロウィンは元来ケルト人のお祭りらしくアイルランドでは祝日なようですが、イギリスではなくアメリカで定着し、イギリスに逆輸入したような格好の模様。長くイギリスに住んでいる人が「最近ハロウィン流行ってるよね~」 と言っていたときは、「えっ、イギリスでも最近なの(・∀・)?」 とびっくりしましたw)

11月5日はガイホークスデー。夜になると、そこかしこで花火がドンパチあがります。5日だけでなく、そのあとも一週間くらいは近所で若者がドンパチして楽しんでいます。ガイホークスデーの前には、スーパーでも花火が普通に売られており、国民的行事なんだなぁ、と感じました。日本だと “花火=夏” ですが、ロンドンではニューイヤーズイブも含め、秋~冬の風物詩なんですね~、面白い(・∀・)まぁ、夏は10時まで明るいので花火なんかできないよね~(`・ω・´)

そして11月11日は、日本ではポッキーの日ですが、イギリスではリメンバランス・デー。WWⅠをはじめとする戦争での戦没者追悼日です。11時になると、全国的に2分間の黙とうが行われるようで、テレビも一斉に中継をしていました。夫は日系の会社に勤めていますが、それでも11時には黙祷をした、と言っていました。
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そして、このリメンバランス・デーに合わせて、ポピーの花を象ったブローチの募金活動も行われ、街にはこのブローチをした人がよく見られるようになります。英国在郷軍人会という団体による募金活動だそうで、販売を通じて得た収益金が、英軍関係者への支援に使われる仕組みになっているそうです。イギリスへの愛国心を目で見て感じることのできるイベントだなー、なんて思いました。こういうの、日本には無いかも。

その他に面白かったのは、アドベント・カレンダー。
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アドベント・カレンダーは、クリスマスまでの期間をカウントするために使われるもので、毎日一つずつ窓や箱を開けていき、クリスマスまでの期間を楽しむ、というグッズ。私は西洋文化に疎いので、こっちに来て初めてこの存在を知りました…。これはリバティの“ビューティアドベントカレンダー”なんですが…「お値段149£、400£以上の価値あるものが入ってます!」って書いてあって…

わあ、イギリス版 福袋\(^o^)/と楽しんでしまいました。年に一度の運試し、とか、クリスマスまでをカウントダウン、とか適当な宗教行事にかこつけて在庫処分をするというのが万国共通と知り、クスリ。個人的には、こういうのが異国に住む面白さだったりします。

その他にも、毎年11月第二週土曜日はロンドン市長のパレードがあり、今年はパリのテロの翌日でしたが普段通りパレードを楽しむロンドン市民の姿が見られました。

そんなこんなで、ロンドンに住んでいるからこその、11月が過ぎていくのでありました。ちなみに今年は暖冬ぎみだったようで、11月でも10数℃の日がけっこう続いていました。涼しくて結構過ごしやすかったです。(ここ3日間はめちゃめちゃ寒いんですが…)

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