パリのテロから一週間が過ぎました。ロンドンの街はいつもと変わらないように見えます。そして私自身も、あまりいつもと変わりません。「怖いな~」とは思うけど、駐在前にロンドンでテロが起こることを散々想定して怖がってから来たこともあり、怖がり疲れたというか…。不安になってもならなくても、テロに会う確率が増減するわけでもないので、できる限りの注意をしたら、それ以上はどうしようもありません。というわけで、いつも通り過ごしています。
でも、一つだけ変わったことといえば、「ロンドン パリ テロ」とか、「ロンドン イスラム国」とか、「ロンドン 旅行 テロ」とかで検索してこのブログへ来る人が増えたことでしょうか。安全かどうか、不安になったり疑問に思ったりする人が多いんでしょうかね。そして、両親等からも、「ロンドンは安全なの?」って連絡が来たりしました。そんなこと聞かれても困りますよね~。こっちが一番知りたいっての(笑)。
そしてテレビでは、ずーっとテロの報道がされていて、パリに続いてブリュッセルでの地下鉄閉鎖も大きく報じられています。パリもブリュッセルもロンドンからユーロスターで2時間程の距離ですから、海を隔てているとは言え、他人事ではないんでしょうね。(私自身はヨーロッパで暮らしていながらも、どこか遠い世界の話みたいな感覚がどうしても抜けないというのが本音なのですが…。多分ニュースが英語なので、7割くらいしか内容が理解できず、いまいち危機感が煽られないというのが原因な気もします。)生物兵器使用の可能性だとか、色々と新たな疑惑も出てきているようで、しばらくフランスへの旅行はお預けかなー、なんて話す人も多いです。ですが、同時に、「かといって、じゃあロンドンが安全かって言われるとねぇ~。」というのもまた一連の世間話に組み込まれる定番セリフ、という状況。
結局のところ、ロンドンから引っ越しをすることもできない以上、日々の生活をできるかぎりで楽しむしかありません。
まぁ、それでも、できる限りの注意はしたいよね、ということで。万が一のテロの際に役立ちそうなことをメモ代わりにまとめてみました。
- 英国政府国家テロ対策警備室(NaCTSO: National Counter Terrorism Security Office)の発表した国民に向けた以下の安全対策メッセージはこちらから見れます。“逃げる>隠れる>連絡する”理論なるものが展開されており、当たり前のことも多いけれど、一読の価値あり。個人的には、携帯電話をマナーモードにする、というのは盲点でした。
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/478003/NaCTSO_Guidance_Note_1_-_2015_-_Dynamic_Lockdown_v1_0.pdf
- 今回のテロに関する英国日本大使館のメッセージはこちらから。別途、日本大使館が在英日本人に都度メールをくれるサービスがあり、ヨーロッパのテロ後は毎回注意事項が送信されてきますので、そちらに別途登録するのもいいかもしれません。
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/27_11_15_paris_tero.html
- それから、このツイッター。画像を開くとテロに遭遇したときの逃げ方が載っています。ここまで冷静に逃げれるかというとだいぶ疑問を感じますが…
本日11/18放送「日本のテロ対策最前線」日本とアメリカではテロ対策に違いがありました。もしテロにあったら、まずは逃げます。逃げ方の基本姿勢は①頭から5cm放して鞄等で防御②手首は下向き③中腰で④壁伝いに歩く、です。 https://t.co/NS0ImcgpoW
- あとは、この方の記事も興味深かったです。(http://madamefrance.blog.jp/archives/1045500858.html)テーブルを倒して体を守る…って、これができる人は超冷静ですよねー。死んだふりをするのも手段の一つと言われますが、横たわっている人を再度撃って死亡を確認することもあるそうなので、最悪の場合の手段としたいですよね~(‘A`)
さて、皆様も気をつけられる分だけ気をつけて、できるだけ楽しいロンドン生活を…!
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