ハンカチでは席を取れない

昨日に引き続き、いまだに馴染めないイギリスおよびヨーロッパあるある。

セルフ方式のレストランや、ホテルの朝食ビュッフェでは、先に食べ物をピックアップしてから席につくのが通常だが、少し混み合っている場合などは、先に空いている席をキープしよう、という考えになる。そのとき、日本ならバッグから貴重品を抜いたものを置いていったり、ハンカチや小物類などどうでもいいものをいくつか置いていくことで、この席は誰かがキープしていますよ、ということを対外的に示すことができる。

でも、イギリスではバッグを置いていくとそのまま盗まれてもおかしくないので、上着をかけてみたり、ハンカチなどをテーブルの上に置いてみたりしていた。…イギリスに来たばかりの頃は。

でも、そういうことをやっていても、食べ物をピックアップしてテーブルに戻ってきた頃には、もののみごとにテーブルはむしゃむしゃご飯を食べる西洋人たちによって占拠されているのである。もちろん上着は椅子にかかったまま、そしてハンカチはテーブルの端にぐちゃっと寄せられて。

テーブルキープのためにハンカチや上着、というのは世界的に認められているサインではないのだなぁ、というのは地味だけれどびっくりした気付きだった。まぁそれは仕方ない、ここはイギリスだから…。

でも、このあいだ、宿泊したホテルでこれはちょっと行きすぎだろう、と思うものを見た。朝食のビュッフェで、アジア人が色々食べ物をピックアップして、テーブルに並べていた。バッグも置いてあった。そして、今度は飲み物を取りに行った…その間に、どこの国の方かは分らないが英語をしゃべっていた別の西洋人が、そこに座って、ご飯を食べ始めたのである。

うーん。さすがに、テーブルに並んだこれから食べる新品のご飯、見えるだろうに、座ったもの勝ちとはいっても、そんなのひどいよぉ…。それとも、並んだご飯なんて全然目に入らないのかしら。

なんというか、他人のことはそこまで気にせず、自分本位(悪い意味ではなく)に生きるというスタンスが骨の髄まで染みついているのよね、そりゃあ個人差はあるだろうけど。それが羨ましいと思うこともあるけれど、こんなふうにちょっとどうなの、という面が露呈しちゃうこともある。ま、長所と短所は紙一重、というやつだろうか、それはどこの国だって誰だってそうなのだろうけど。でも、日本人目線ではやっぱりテーブルにブュッフェの皿が並んでいたら普通座らないよな、とは思う次第であった。

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