ロンドンバスの2階でたまに起こる出来事

夜9時過ぎにもなると、ロンドンバスはとても空いている。もちろん場所にもよるのかもしれないが、私がよく利用するルートはとても空いている。

二階は、貸し切り状態だ。

こんなん。

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子供みたいだけれど、でも、大人であっても、ロンドンバスの2階の全部の席が空いている場合、座りたいのは一番前の席。眺めがいいので、空いているなら誰もが座りたい席だと思う。

「この席、とっぴ!」

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もしこれが日本だったら、これで終了。ロンドンバスはこんなふうに(↑)2人掛けの席なので、そのうち一つに自分が座って、もう一つの方にはコートとか荷物を置いて、ロンドンの街を二階から眺めて楽しむのみだ。しばらくすると新しい人が2階へやってきて、もう片方の最前列を占有する。これで、最前列は満席だ、日本的感覚でいえば。

 

…ところが。

ロンドンでは、一見満席に見えるこのロンドンバスの最前列に対して、座りたいので荷物をよけてくれと言ってくる人が普通に存在する。一列目の景色が見える席以外は、がら空きであったとしても、そのがら空きの席には座らず、あえて一列目に座りたい、と主張する人が普通にいる。

はじめは、スリかと思った。日本であれば、がら空きの公共交通機関で隣に座ってくる人は十中八九、痴漢だが、イギリスではあんまり痴漢もいないだろうから、きっとスリだろう、と思い、超緊張したものだった。

でも、次第に分かってきたことだけれど、この人たちは痴漢でもスリでもなく、ただ単に景色が見たいのだった。

でも、日本的な感覚でいうと、正直なところ、ロンドンバスの最前列は最初に場所をゲットできた2人のための席なのだ。(もちろん、混んでいる時は別だが。後ろががら空きの場合の話。)

日本の電車で、7人掛けだったら、まずはじめの人が

●○○○○○○

こう座って、次の人が

●○○○○○●

こう座って、その次の人が

●○○●○○●

こう座る、みたいな暗黙のルールあるじゃないですかw

それと似たような感じで、最前列が埋まった後に2階にやってきた人は、別の席に腰かけるのが、日本的には暗黙のマナーだと思うのだ。お互いに空気読みあって。

まぁでも、ここはロンドンだし、日本のマナー(と私が思っていること)を押し付けるつもりもない。

でも、でもね。

誰が好き好んで、大の大人、しかも赤の他人の4人が、他の席はがら空きの中、ロンドンバスの最前列に並んで腰かけて、荷物を抱えてまでロンドンの街を見たいっていうのかw そこまでして、見たいんだろうかw まじでなぞ。

ゆったり、座りたいじゃん。他人が荷物置いてゆったり座ってるのに、邪魔したら悪いじゃん。…って、思わないのかなw?まぁ、思わないんでしょうな。

パーソナルスペースの感覚の違いもあるだろうし、日本的な空気の読み合いがそこまでないってのもあるだろうし。まず他人のこと考える日本よりは自分の欲望に忠実な国だと思うし、肯定的に考えるとすれば、困った人や望む人にはきちんとシェアをする文化を持つ国だとも思う。

でも、なんというか、いまだにあんまり馴染めないロンドン的感覚のひとつなのでした。いや、荷物どけるけどさ。

 

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