物乞いに慣れる。ロンドンとパリの地下鉄で。

ロンドンの一つの側面ということで、ロンドンの地下鉄でよく起こる、ある風景をば。

地下鉄が駅に着くと、車両の端っこから、人が乗り込んできます。そしてその人が、こんな紙を乗客一人一人に、配布するのです。だいたい、空いている隣のシートにこの紙を置いていくパターンがほとんどです。
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「私は2歳の子供がいますが、仕事がなく、彼を扶養することができません。食べ物かお金を恵んでください。」

…Oh…(´・ω・`)

まずは、この紙を乗客に読ませます。乗客が読んでいる間に、配った本人は車両の先頭に戻り、少し間を置いてから、前から順にお金を回収し始めます。

この紙も再利用をしなければならないので、お金と一緒に回収します。けっこうシステマチックですよね。

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紙が回収され、何も無くなった隣の座席…

次の駅に到着するまでに、この一連の作業を終え、彼は隣の車両へと移動していきました…。

今では当たり前に思えるようになったこの光景ですが、日本で育った私はやっぱり抵抗がありました。初めは、半恐喝に近くない?と思いましたw もちろん、これをしてる側だってしたくてしてる訳じゃないから、可哀想なんですけどね。

それから、ロンドンでは見かけない(多分禁止されてる)のですが、パリの地下鉄だと、いきなり電車内に楽器を持ち込んで演奏しだして、「お金ちょうだ~い」ってする人達に毎回遭遇します。電車内で大きな音を出しておいて、お金ちょうだ~い、っていうのが日本の文化からするとなかなか受け入れづらい~(´・ω・`)(これは正確には物乞いではないのかもしれないけど…)

でも、異国にお邪魔してるのは私だから、清濁併せ呑む、って態度は重要だよなー、と思います。こういうあまり表に出てこない文化の違い、ってのも住んでいるから、かねぇ。

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2 件のコメント

  • 大道芸buskをすることで、バスキングというみたいです。世界一周カテで、そうやって旅行資金を稼いでいるブロガーさんもお見かけします。日本では考えられませんよね。

  • へ~バスキングって言うんですね、知りませんでした~。日本にはない文化ですよね~!旅行資金をあれで稼ぐんですか(**)

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