自分と同じような駐在妻の方と話をしていてよく話題にあがることといえば、旅行・レストラン・食べ物・生活に関するノウハウ、などなど。この辺りは、似たような立場の人と話すときには当たり障りない話題として使いやすい。(実際、この辺りの情報交換はとっても助かったりする。)
だけど、少し仲が良くなってくると必ず出てくるのが、「帰ったら、また働く?」ってこと。特に、アラサーでまだ選択肢が残っている人にとっては気になる悩みだったりする。
駐妻ゴール”が婚活の最適解として話題
こんなふうにネタにされることもあるけれども(そしてこの記事は駐在妻的目線でいうといろいろツッコミどころがあるwまぁネタ記事なので面白がって見て…。いや、このブログわりと読んでるんですけどね。普通にスタートアップ企業の話題とか面白いよね。)、外野から言われる姿と実態はだいぶ乖離していて。たぶん私も人生で一度くらいは「あー、駐妻になりたい~」と言ったことがある気がするけれど(笑)、それは「あ~死にたい」が「自分の今やらなければいけないことを全て放り出して、ハワイのビーチに行きたい。」くらいの意味である、ってのと同じことで、別に本当に駐妻になりたいわけではなかった\(^o^)/駐妻のその後の人生の方が長いことくらい、みんな分かってる。
最近も、ごはんを2度ほど複数で食べる機会があって、2回ともたまたまこの「帰国後働くかどうか」が話題に出て。私も含めて、全員働く、って言ってて。
だけど今はみんな旦那のお給料だけで暮らしているわけで。(多少働いてる子もいるけれど。)そしてぶっちゃけ、それは暮らしていけるからでもあり。
だからきっと、(もちろん使えるお金が増えたら嬉しいし、それは将来への蓄えにもなるけれど、)私たちが働きたいって言っているのは、(一義的には)お金の問題じゃないんだよなぁ、って帰り道ひとりになってからぼんやり考えてしまった。
いつのまにか、『「きちんとした」仕事を持っていること』が世間にも認められる立派な自己実現っ「ぽいこと」になって、アラサー女子の脳内に深く刻まれていることを感じてしまう瞬間でした。
もちろん別に、仕事が本当に自己実現になってるなら素敵なことなんだけど、少なくとも私の場合は別に仕事が大好きだったかというとそうでもなく。それでも働きたい、って思うのは、私は仕事に一体何を求めているんだろう?と自問自答させられる出来事でした。(求めること自体が悪いんじゃなくてね。何を求めているのか理解することでより良い人生にする、というだけ。)
自己実現、とか、時間を使うべきこと、って、仕事と子供以外はなかなか正当性を持って語られないなー、とも考えたり。それ以外だと、ダイアナみたいに地雷除去、みたいな??私には高尚すぎる。
…そんなことを考えながらツイッターしてたら、
はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言
栗原康 タバブックス 2015-04-21
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こんな本が面白そうだったので思わずポチリ。(この記事見て、面白そうだなぁと。→雨宮まみさん+栗原康さん対談「はたらかないで、素敵な暮らし!?」【前編】)まだ途中までしか読んでいないんだけれど、元婚約者との別れ話で今日いちばん笑いました。(真面目に生きている人は怒ると思うので読まない方がいいです。)