最近ロンドンの案内をすることが多く、それとともに「どこがおススメ?」と聞かれることも多くなりました。とは言っても、その人が何を好きかによってかなり違うんですよねー。サッカー好き、食べ物好き、アート好き、ガーデニング好き、歴史好き、ファッション好き、建築好き…。ロンドンは色々な趣味に応じることができるビッグシティなのです\(^o^)/とは言え、「ロンドンやイギリス自体を知る・楽しむ」という観点で見たときの、ロンドン市内で絶対行くべき定番の観光スポットを10コ挙げてみるとすると、私的にはこんな感じだと思います。(上から優先度高め。)いつもは駐在(予定者)向けの我がブログですが、今日は旅行者向け&今後の自分のガイド用に、まとめてみました。
- 大英博物館
世界最高の博物館とも言われる大英博物館。世界各国から強奪された展示品が所狭しと並びます。ロゼッタストーン、エジプトのミイラ、アッシリアのレリーフ、パルテノン神殿の彫刻群、ルイス島のチェス駒などが有名どころ。その他にも、マルクスが資本論を書きあげたとされているリーディングルームを訪れてみるのもいいかも。
- ビッグベン(国会議事堂)
ロンドンと言えばこの建物を思い浮かべる人、多いはず。建物内部の見学は、グループツアーの形で行われます。日時が限られていますし、夏以外は日本語のツアーが無いので微妙ですが、それでも中に入ってみたい方はこちらから申し込みができます。(https://visit.parliament.uk/HouseofParliament/shop/ViewItems.aspx?CG=TOUR&C=HOPAT)それ以外の方は、上の写真にも映っている橋の上から写真を取るだけでも十分だと思います。建物が古く、かなり雰囲気があります。
- バッキンガム宮殿
現在、エリザベス女王が執務を行っている宮殿。現在でも使用され続けている宮殿という点で、世界でも珍しい宮殿だそうです。ですが、中に入れるのは、女王が避暑のためスコットランドで過ごしている夏季のみです。煌びやかな部屋の中に高級な調度品や式典で使う馬車、西洋絵画などが溢れていて、さすがの一言です。夏にロンドンに旅行をするのであればマストだと思います。衛兵交代式は、曜日は限られますが年中見ることができます。交代式の場所はいつも観光客で一杯ですので、場所取りはお早めに…(衛兵交代式は意外なガッカリスポットという声もチラホラ耳に挟みますが…。)
- ロンドン塔(&タワーブリッジ)
ロンドン塔は、ノルマン・コンクエストの後、ウィリアム征服王が建設した事を起源とする要塞。900年以上に渡り、時には宮殿として、そして時には牢獄・拷問・処刑の場として使われました。ここでの見どころは、ジュエルハウスにあるジュエリーで散りばめられた各王様のクラウンと、世界最大級のダイヤモンドと言われるアフリカの石。でも私、2回行ったけど未だにアフリカの石、見たことないんですよね…。式典で使われる時は展示されていないようです。ご注意を。そしてロンドン塔の出口を出ると、タワーブリッジがばっちり撮影できる川沿いに出ます。ここは写真撮影スポットですのでお見逃しなく。…と解説しつつぶっちゃけて言うと、私はロンドン塔はかなり歩いて疲れるわりに、アミューズメントパークチックな雰囲気であまり好きではありませんw案内した人はみんな、ロンドン塔で疲れ果ててパワーダウンします。クラウンと宝石に興味が無い人は、外から見るだけで十分という気もします。外から見るのが一番雰囲気あるので…。
- ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院は、ロンドン塔と同時期に建てられた教会。現在は王室のための教会で、最近ではウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式が行われました。外観的には隣にあるビックベンに圧倒されてしまいインパクトが小さいけれど、歴代の各王が埋葬されており、それをオーディオガイドと共に見学していくと、イギリスの歴史が総おさらいできてなかなか面白かったです。イギリスの歴史が好きな人にはおススメです。
- ロンドンアイ
ビッグベンの対岸にある観覧車。まぁ……観覧車です。噂によると、シンガポールにある観覧車と激似だとか。所要時間は約30分。混み合いますので、事前にウェブから時間指定のチケット購入をおススメします(https://www.londoneye.com/tickets-and-prices/)。ビックベンを上から眺めることができます。…でも料金がかなり高いので、「そこまでして乗る観覧車か?」と自問自答してから乗りましょう。でも、人気なんだよね。いつも行列です。
- ハロッズ
世界一のデパートとも評されるデパート。とにかく広く、そして内部のインテリアが美しく、商品の値段が驚くほど高く、色々な意味で圧倒されること必須です。グランドフロア(1階)にあるお菓子・お茶・パンやお惣菜が売っているデパ地下的コーナーは、お財布にも優しく、可愛いので女子必見です。それから、3階(日本でいう4階)にスーベニアショップがあり、旅行者に人気のテディベアやハロッズグッズを購入することができます。一部の王室グッズも販売されています。
- セントポール大聖堂
17世紀のロンドンでの大火事の後、ロンドンを代表する建築家クリストファー・レンによって建てられた大聖堂。大きく丸いドームは、中から見ると圧巻です。ドームの端を歩くことができるほか、ドームの上まで狭い階段を通って昇ることができ、そこからシ
ティの街を一望できます。歴史に興味が無い人にとっては、ウェストミンスター寺院よりもこちらがおススメかも、視覚的に「わっ」となるので。
- ウエストエンドのミュージカル
もしミュージカルに興味があるのであれば、ぜひロンドンで観覧していくことをおススメします。数え切れないほどのプログラムが毎日上映されています。もちろん英語での上映になりますので、事前にネットで物語の流れをチェックしていく方が楽しめます。人気のプログラムは事前にオンラインで予約することが好ましいですが、当日まで座席があるミュージカルのチケットを格安で購入することも可能です。(→レスタースクエアにあるTKTというチケットセンターはオフィシャルの格安チケットセンターなのでおススメです。前日の演目から、値下げして販売しているはずです。店頭のパネルで値段を確認できます。http://www.tkts.co.uk/)
そして次点で、ナショナルギャラリー、テートモダン、ザ・シャード、リバーボート辺りでしょうか、ね。
ナショナルギャラリーやテートモダンを初め、ロンドンには沢山の美術館・ミュージアムがあり、しかもそれがほとんど入場無料です。物価や入場料が高いロンドンなので、この辺りも上手く組み入れると節約もしつつ上手な旅ができると思います。
また、リバーボートは国会議事堂やウェストミンスター寺院・ロンドンアイがある辺りから、ロンドン塔まで行く経路で使うことができます。(あの周辺にはウエストミンスターとロンドンアイの2つの船着き場がありますが、ロンドンアイの船着き場の方が空いていて並びません。)city cruisesという観光業者が有名かと思いますが、正直英語でガイドをしてくれる代わりに割高、って感じなので、そもそも英語がそんなに分からない人はリバーバス(公共の移動手段)の方が割安で個人的にはおススメです。船着き場はクルーズ船もリバーバスもどちらも同じところにあります。
ではでは、ロンドンを楽しんでください。
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