大英博物館には、2~3回行ったきり、ずっと行っていなかったのですが、世界一のミュージアムが同じ街にあるのに行かないのも勿体無いなぁ、ということで、飽きるまで定期的に大英博物館に通うことにしました。今回だけで終わるかもしれませんし、続くかもしれません(笑)。
大英博物館って広すぎて、見終わった後の疲労感だけが強く印象に残ってしまうところもあったので、欲張らずに足が疲れる前に切り上げるのがルール。一回こっきりかもしれないのに、ルールを作るなんて、なんと几帳面な私。ま、お遊びですから。
今日は1階(グラウンドフロア)のいくつかの部屋を中心に回りました。
大英博物館に来るとどうしても、ヒエログリフがあるRoom4に吸い込まれるように入ってしまう。
ラムセス2世の像。
自分の像をエジプト各地に建てて、権力を民に知らしめた王様。この顔は本人に似ているというわけでもないらしく、メディアとして石像を利用したんだとか。
この像は上部と下部で使われている石の色が違うらしい。違う石を組み合わせるとか、技術力高い。
Room7-8。アッシュールナツィバル2世のレリーフ。紀元前9世紀ごろのもの。
アッシリア帝国、新アッシリア時代(アッシリア帝国が最も栄えた時代)の王様のレリーフで、両脇には羽の生えた天使的な人達も。この頃から、「羽の生えた人間」っていうのが想像されていたのはなんとも興味深い。
Room10。アッシリア帝国、新アッシリア時代の宮殿のライオンのレリーフ。アッシュールバニパル王がライオン狩りをするシーン。
この頃には中近東にもライオンが生息していたらしく、ライオン狩りは王にだけ許される宗教的な儀式だったんだそう。
矢で射られたライオンちゃん達。時代が時代なら、王でも犯罪者扱いですね。かなりの量の壁画が展示されています。ここも、異国感が感じられて好きです。
Room10 コルサバードに築かれたサルゴン2世の宮殿の門を守る人頭有翼牡牛像。
足が5本あるのが特徴。前から見たら2本、横から見たら4本になるように工夫されたもの。
中東の展示物は見ていてワクワクするわー。なんか、異次元だもの。
Room16 ネレイデスのモニュメント。現在のトルコ南部にあったリュキアの古都クサントスにあった、権力者のお墓(?)。
Room18はパルテノン神殿内の彫刻たち。
ギリシア側からは、返還を求められているこの部屋の展示物たち。オーディオガイドで、イギリス側のオブラートに包まれた言い訳というか、主張というか、そういうものを聞くこともできます。
Room14 ギリシアのアンフォラ(こういう形のツボのこと)。ワイン釜として使われていたようです。
今日はここまで。
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