ロンドンで利用すべき不動産屋について、読者の方から質問をいただきました。
まぁブログのネタにもなるし回答を乗せてみようかな、という試みです。
さて、まずは質問から。(個人の属性は分からないように内容は一部改変しています。)
仕事でロンドンへの駐在が決定しました。現在アパートを探しています。
英語もあまり得意ではないので、英系不動産ですと契約関連の会話に不安が残ります。かといって日系不動産ですとおそらく同じ職場の方がたくさんお住まいの地域のオファーばかりなのではないか、私の場合は単身なのでファミリー層と同じエリアに暮らすのは変ではないか、などと不安があります。
差し支えなければどのエリアで、またどちらの不動産屋さんを利用されたか参考までに教えて頂けませんでしょうか。
はい。
こんにちは。メッセージ拝読しました。
おそらく大手であれば各企業とも、すでにやりとりがある日系の提携業者やそれに準じる先があるのが一般的かと思います。ですので、基本的には、所属企業からの紹介や、同僚におすすめの業者を聞くのが一番確実です。仮に提携業者的なものがない場合でも、現在勤めている同僚が利用したところを紹介してもらうのが、なんだかんだで一番確実です。
所属企業の内情を分かってくれている業者にお任せする方が契約も圧倒的に楽ですので。たとえば、異動の辞令が出るのが直前になる企業などであれば、賃貸解約時の通知期限を特例で短くするように交渉してくれたり、とか、そういうその会社特有のルールに対応してくれることもあるみたいなので。まぁとにかく同僚を頼りましょう。
間違ってもこんな身元の分からないブログに頼ってはいけません。
そもそもの話として、海外駐在をするにあたって同僚をあまり頼りたくない、という気持ち、すごくよく分かります。日本の感覚から言うと、まぁそうなりますよね。でも、海外赴任となれば生活のことでも、とりあえず同僚や会社そのものを頼った方がいいですよ。最終的に金出すのも会社だし、本人やその家族の身の安全もメンタル含めた健康管理も子供の教育も、責任の所在は会社側にありますから。(日本と違って、生活そのものを担保する責任が生じるって意味)
更に申し上げるのであれば、ロンドンで日本人が住むエリアはいくつもあるので、同僚と業者が同じでも、違うエリアを紹介してもらうことは可能だと思います。基本的には日本と一緒で、住みたいエリア近辺の支店にお世話になる形にはなるかと思いますが、日本と比較するとそれなりに広範なエリアで物件を紹介してくれると思います。(イメージとしては、さすがにアクトンの支店からセントジョンズウッドの物件を紹介してもらうのは不自然な感じがするけれど、アクトンの支店ならアクトン・イーリングエリア、セントジョンズウッドの支店ならフィンチリーロード~ベイカーストリート、からのノッティングヒルとかその周辺まで、くらいの広範なエリアは紹介してもらえる感じ。本当かは知らんので、あくまでイメージね。中心部を狙うならヴィクトリアあたりの支店にお世話になるのかな?)
そして更に更に申し上げるのであれば、確かに単身の方は都心部に住む方が多いようですが、ファミリー層が住むエリアに住む方も一定数いるようです。結局のところ、日本人ファミリー層が多く住むエリアに住むかどうかは、日本食材店が近所にあるかどうか、の問題に尽きる気がします(学校とかあればまた別ですけどね)。別に近所同士に住んでるからっていって、友達100人できるわけでもなく、結局は食べ物問題です、ロンドンの場合だと。手作りの日本食にそこまで依存しないならどこでも住めますし、日本食どっぷり生活が送りたいなら日本人の多いところに住んだ方がいいかな、って思います。
さてさて、話は戻りまして。
いちばん最初のご質問に戻って、提携業者も一切ないし、そもそも同僚もいないわ!という話なのであれば、一番有名な日系の不動産仲介会社はロンドン東京プロパティかと思います。商社とかがここをよく使ってるイメージです(またしても本当かは知らん)。
それでは。
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