家賃交渉、賃貸契約の更新の顛末 in ロンドン

少し前のことになるけれど、賃貸契約の更新に関するあれこれについて、書き留めておこうと思う。

日本の賃貸契約の更新は基本的に2年毎だけれど、ロンドンでは1年毎の契約更新が一般的らしい。もちろん、例外なんていくらでもあると思うけれど。

そして日本よりもずっと、貸し手側の方が強い印象。日本だと、賃貸契約更新時の賃料アップってけっこう面倒くさいイメージがあって、借り主側がある程度保護されるような法律があったりするけれど。ロンドンだと、交渉が上手くいかなかったら、普通に「じゃ、出ていってね~♪」みたいな感じ。

我が家でも、契約満了の2か月くらい前に大家さんから連絡があって。契約更新の条件として、

  • 賃料5%UPで1年間契約更新
  • 賃料据え置きで1年間契約更新、ただし6カ月以降は大家さんからの契約解除オプション付き

この2つのどちらかでお願い、そしてできれば2番目の方が有難い、って言われました。

ロンドンの家賃って年々上昇しているようで、更新時には賃料が上がるのは当たり前、って状況。3~5%の上昇くらいが一般的なレンジと言われているようです。(もちろんその上昇分がお財布事情を鑑みてキツかったら、今より条件が悪化するところへでも、引っ越さざるをえない。)

それに加え、今ロンドンの不動産市況って上向きのようで、月に1度くらいは「今が売り時!」みたいなDMがポストに入っていたりします。うちの大家さんも、今私が住んでいる家を売却しようかどうか検討しているような様子も見られ。6月にはEU離脱に関する投票も行われるから結果の如何によっては為替も不動産市況も動くかもしれないし、元々イギリス人じゃない大家さんがこの家の賃貸契約を短期にして、機動的に動けるようにしておきたい、ってのは理解できる。

でも、我が家にとっては困るー(´・ω・`)家に大きな不満はないし、引っ越しめんどくさいし。

かといって、結局、駐在員の賃貸契約って会社のルールに縛られるわけで。お金の出処は会社だからね。会社からは3%までの賃料UPしか認めない、契約も1年契約(オプションなし)しか認めない、と言われ…しょぼーん(´・ω・`)

これはもう引っ越すしかないね、と諦め、事情を大家さんに話すと…

「あなたたち、いい人だから3%で契約更新してあげるよ( ^ω^ ´)」って。

ええええええ?
∧∧
ヽ(・ω・)/
\(.\ ノ   ズコー

いや、嬉しいんだけど、いい人だから、っていう理由も謎だし、今までの交渉であれこれ気を揉んだのは一体なんだったの…w?

ということで、もう一年、同じ家に住めることになりました。ちゃんちゃん。

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