先日、ロンドン最古のシナゴークへ行ってきました。シナゴークというのはユダヤ教の教会ですね。日本ではあまり見られないと思っていたのでいつか行きたいなーと思っていたところ、ひょんなことから機会に恵まれたので行ってきました。
Bevis Marks Synagogueというシナゴークで、ロンドンのシティの辺りにあります。1701年に建てられたこの教会は、スペインとポルトガルのユダヤ人コミュニティがアムステルダムを経由してロンドンに移ってきたものらしいです。なので、教会のつくりとしては、アムステルダムに元々あった教会のミニチュア版のような感じらしいです。
歴史としては、13世紀ごろ、ロンドンで金融業を営んでいたユダヤ人達が、その当時の王様の借金帳消しのためにロンドンから追い出されたものの、15世紀中頃クロムウェルの共和制の時代になり、再びロンドンで暮らすことを許され、それをビジネスチャンスと捉えたユダヤ人達は、イギリスに再渡来したようで、その流れでできたのがこのシナゴーク、とのことです。
現在は、シティの辺りの住民があまりいないので、この教会に通っている人はごく少数になってしまっているようです。
こちらが外観。
中は撮影禁止だったので、買ったポストカードを撮影して載せてみました。さすが商売上手のユダヤ人。。。
質実剛健といった感じで中々綺麗な教会でした。当たり前だけど十字架とかはなく、何らかの象徴とかアイコンとかを崇拝するといったことは禁止されている、とのことでした。
よく考えたら、キリスト教以外の教会に行ったのって初めてだったかもー。なんとも言えない独特の体験でした。
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