先週の土曜日に、ロンドンの地下鉄で“シリアの復讐”という名目で殺傷事件が起こりました。
私がここでテロと言わずに殺傷事件と言っているのは、個人的に、この事件をテロとして扱うという方針に疑問が残っているからです。精神的にちょっとおかしい人がナイフを振り回す事件というのは日本でもどこでも存在するのに、それを「テロ」って定義付けるだけで怖さが何十倍にも膨れ上がる気がするのです。
(もちろん、その精神的にちょっとおかしい人は、社会が作ってしまったものかもしれない、って視点も重要だとは思いますが…)
で、まぁ、その「テロ」というやつがロンドンの地下鉄で起こった、ということで、親や友人が連絡をくれました。まぁ、心配してくれるのは有難いと頭では分かっているのですが、ここ最近は、なんとなーく複雑な気持ちになってしまうことが多いのです。
その理由は、だいたい聞かれるこの言葉。
「ロンドンは安全なの?」
聞いてる方は、心配になって聞いてくれていることは、百も承知です。
でも、これに対して、何て答えればいいんでしょうか…(´・ω・`)
大きなテロが起こる可能性があるのかどうかを聞いているのでしょうが、そんなことは当たり前ですが、誰にも分かりません。日本に住む人だって、「次はいつ大震災が起こるの?」って真剣な感じで聞かれても困ると思いますが、完全にそれと一緒です。
しかも、仮に安全じゃないと思っていたとしても、すぐに日本に帰れるわけでもなく…。どちらにしても聞かれた側がテンション下がって終わるだけなんですよね~…。基本的に、聞いている側が安心したいだけの質問、って感じちゃいます、心配してもらってるのに文句言ってすみませんけどwww
それでまぁ、「大丈夫だよー」とか、「気をつけるよー」とか、短く返信をするわけですが、その言葉の裏には、このくらいのモヤモヤがあるんだよ、ということを、今パリやロンドンに知人が住んでいる人たちの一部にでも、伝わったらいいなー、と思っているのでした。。。
「安全なの?」じゃなくて、「気をつけてね」がいいなー、って思います。
こんばんは~
これこれ、激しく同意です!ありますよね~!!
安全なのかってこっちが知りたいし~!!!!
ひとまず普通に暮らしてるから大丈夫、と答えますけど、
そんな普通の生活が突然壊されるのがテロなわけで、どこにいたら大丈夫かなんてわからないし…
けど日本だったら大丈夫だと信じてしまう感覚もわかりますけど、やっぱりこちらに住んでいるのとは事件に対する距離感が圧倒的に違うなと感じます。
何事もないように祈るしか出来ないですね(>_<)
そうそう、心配してくれてるのは分かるんですけど、けっこう困っちゃいますよね~(^^;)絶対安全、っていうのがあるわけじゃない、っていうのをあんまり分かってくれないというか…(^^;)仕方ないのかもしれないけど、感覚が違いますよね…(^^;)
何事もないように祈るしかできないってホントですよね(笑)。お互い気をつけつつ、気をつけすぎず過ごしましょう~(←難しい…w)
以前、ロンドンに住んできた時、シティで、IRAによる爆弾テロにあやうく巻き込まれるところでした。寝坊して、現場を通りかかるのが遅れたために、命拾いしました。
スティーブさん
コメントありがとうございます。
IRAのテロに巻き込まれるところだったのですね、それは大変でした。命拾いですね。
イギリス人はIRAテロの学びからテロに対する耐性ができていて、テロが起きても冷静なところ、この国に一時的に住まわせてもらっている身としては頼もしいな~、と感じています。