【再度海外赴任に帯同することになってしまったときのための、自分のためのメモが目的ですが、ご興味ある方は以下、どうぞ。】
イギリスに住んでいて、どこまでの調味料を日本食材店で買ったり日本から持ってきたりするか、そしてどこから現地のスーパーのものでも我慢できるか?OKか?っていうのは、予算とか、住む場所とかによっても変わるものだと思いますが、私の場合の2年住んでみた結論がこれ。
日本食材店で買うもの
基本のもの
- 醤油
- 味噌
- みりん
ここらへんは重いし、基礎の基礎調味料なので買う。ま、みりんは「酒+はちみつor砂糖」でも代用可ですが、全部をこうやって代用品で済ませてると、やっぱり完成品の味って少しずつ変わっていって、いまいちになっていくので。食べるために働いてるので(夫がだけどw)、ここらへんを変に節約するくらいなら転職して日本帰ろうぜwってなる。
薄口/濃口/たまり…とか、赤味噌/白味噌…とか、こだわりがあっていくつも揃えたい人は予算的に少し大変かも。(私はこだわり皆無なので気にしたこともなかったがw)
- 出汁(昆布、かつお、煮干しなど)
- 鰹節
これは軽いので、手荷物で持ってくるに限る。出汁はもはやお守りのようなものでw、使わなくても引き出しの中にたくさんあると安心するんだわw
基本のもの以外では…
- めんつゆ
高いけど、やっぱ買うと楽だよね。醤油・みりん・出汁さえあれば手作りも可で安上がり。
- マヨネーズ
マヨネーズは当たり前だけど現地スーパーにも売ってるんだけど、日本のマヨネーズの美味しさって全然現地スーパーのものと違う。別の食べ物レベル。満足度が雲泥の差なので、高いけどキューピーマヨネーズ買ってる。
- トンカツソース、おたふくソース
これも、買う。類似のものを現地で調達するとしたら、バーベキューソースかな?
実はウスターソースってのは名前の通りイギリス発祥で、これがその商品(リーペリン ウスターソース)なんだけど、まぁ全然違うソースでしたね。私は2度と購入しないです。まずい。
- カレールー
カレールーも買う。ジャワカレーの業務用で満足できるのであれば、十分安いので日本から手持ちで持ってくる必要ないかも。
- 鷹の爪
- 七味、一味唐辛子
- 鶏ガラスープの素
- 味の素(パンダの)
- コンソメ(ま、コンソメは現地スーパーで代替品買ってもいいんだけど。でももう一度駐在があるとしたらとりあえずある程度の量を持ってくると思う。詳細はこちらから。)
- ゴマ
このあたりは重くないので手荷物で持ってくる。特に味の素パンダは日本食材店どこ探しても売ってなかった。鶏がらスープは何かと多用するので多めに。
中華系スーパーで買うもの
- ラー油
日本食材店でも日本の商品を売ってるけど、中華系のスーパーで中国系の商品を買った方が似たような値段で量が多いので。
今は潮州辣椒油ってやつ使ってる。辣油とか辣椒油でラー油(唐辛子ソース)って意味らしく、日本のラー油と違うのは下半分に唐辛子のカスみたいなのが入っているところ。食べるラー油みたいな感じですかね。餃子だけじゃなくて中華の味付けにも使えるので日本の普通のラー油より汎用性が高く、すばらしい。
中国のラー油はいくつも種類があるのですが、検索すると色々詳しいサイトが出てくるのでお好みで。
- オイスターソース
中華スーパーか、普通にセインズベリーで買う。
現地スーパーでオッケーなもの
- 砂糖
- 塩(マルドンのシーソルト美味しいよ。イギリスだと安いし。)
- 胡椒
- ケチャップ(チップトリーのトマトケチャップ美味しいよ。イギリスだと安いし。)
- オイスターソース
- はちみつ
- ハーブ系(ベイリーフ、バジルなど)
- パン粉(breadcrumbと言う)
- ごま油(sesami oil)
- 生姜チューブ
- ニンニクチューブ
- 酒
白ワインでオッケー。大きめのスーパーで日本の安いSAKEが売っているところもあるらしく、それを使っている人もいるらしい。
- 酢
Aspallのorganic cyder vinegarをおすすめされて使ってたけど、特にこれで不満なし。
ただし、酢飯作りたいときはタマノイ酢 すしのこに限る。これは日本から持ってきた。日本食材店にも売ってる。
- 片栗粉
現地スーパーでOK。(詳しくはこちらから)
- 小麦粉
日本でよく利用されている一般的な小麦粉は薄力粉、対してイギリスでよく利用されるプレインフラワーは中力粉程度のものらしい。
イギリスで薄力粉は手に入りにくいと聞きますが、私は小麦粉あんまり使わないので不便を感じませんでした。絶対薄力粉が必要という方はちょっと大変なのかも。よー分からん。
自分で買う必要ないもの
- わさび
寿司買うたびに付いてくるので、わさびはチューブでも買う必要なかった。溜まる一方。
お土産にもらうとうれしい調味料
- 梅チューブ
- 梅酢
- 柚子胡椒
- 田楽みそ
- 塩麹
わかる?こういう絶妙なライン~!!!
涙なしでは読めない本
最後にいきなり本を紹介(笑)。
日本に移り住んだ外国人の食生活を、個人の物語やその属するコミュニティ(民族や国)にからめながら取材した内容の本です。
アマゾンのレビューなんかでは、「楽しく読めました」とかって感想がほとんどなんですけどね…
もう、勝手に涙が出てくるのw!(涙もろいだけなのでは…という疑義はあるw)
「自分の故郷でよく使うけど、日本ではあまり一般流通していない部位の肉はどこで買うか?」とか、「どこにイラン食材店があるか」とか、「故郷の味が食べたくて工場作っちゃったおじさん」とか、出てくるエピソードがお国は違えどあるある過ぎて。
要所要所に出てくる同民族間のコミュニティの話とか、国際結婚をした際の子供の言語をどうするかって話とか、なんかイギリスで聞いた話がたっくさんつまってて、そうだよね、そうだよね、とうんうん頷きたくなる感じに感動する本です。
イギリス来る前だったら、特に何にも思わなかった本だったろうな~、と読んでいてすごく感じた本でもあります。自分が経験したことしか真に共感できないのかも、などと思いながら読みました。
おすすめ。
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