手数料激安のトランスファーワイズ 海外送金(英⇒日本)に使って感動!

日本への帰国が見えてきたところで、我が家で議題に挙がっている疑問がひとつ。

「現在もらってるポンドでのお給料、どうやって海外送金して日本に戻す?」ってこと。

ま、一般的には銀行を使った海外送金ですよね。夫から指示を受け、各銀行でかかる手数料などを計算し、どの銀行へ送金するのかなど、だいたい決まってきたかなぁ、というところ。(こちらはまた別の機会に。)

…しかしですね。もうひとつ、私には検討しなければいけないことがあるのです。

それが、へそくりをどう海外送金するか、ということ。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

ま、詳しくは説明するわけがありませんがw、へそくりなんだから、夫にはできれば秘密にしておきたいお金なのです。(なのにネットで全世界に発信してるわたし。)さて、これを、どう海外送金して日本円へ現金化するか。

できれば、家のお金とは混ぜたくない。でも、海外送金って手数料けっこう取られるので、そんなに大きい額でもないへそくりを別で送金するのもなぁ…、という。かといって、現金で両替すると為替手数料めっちゃ取られるし。

そこで使ってみたのが、Transferwise(トランスファーワイズ)というサービス。今、金融系のベンチャー(フィンテックってやつ)たくさん出てきているじゃないですか。それの一種です。

Transferwise(トランスファーワイズ)でできること

Transferwise(トランスファーワイズ)でできるのは、海外送金。

でも、普通に海外送金するのではなくて、海外送金希望者同士をマッチングさせるサービスです。

以下は例になりますが…

「イギリスから日本へ海外送金したいな~」と思っているAさんと、その反対に「日本からイギリスへ海外送金したいな~」と思っているBさんがいるとします。仮定として、2人の送金希望額は同額とします。その時、

まず、Aさんがイギリスの口座で持っているポンドをトランスファーワイズへ送金します。すると、そのお金はAさんの日本の口座ではなく、Bさんのイギリスの口座へ渡ります。

反対に、Bさんも日本の口座で持っている円をトランスファーワイズへ送金します。すると、そのお金はトランスファーワイズを経由して、Aさんの日本の口座へ振り込まれます。

つまり、海外送金をしているようでいて、実際にしていることはAさんとBさんの送金需要をマッチングさせ、トランスファーワイズを仲介とした国内送金をしただけ。そんで国内送金なので、手数料が安い、という仕組みです。

トランスファーワイズを使うメリット

(実質)国内送金なので為替手数料は不要。一般的に公表されている為替レートを利用し、(実質的に)両替する(ように見せる)ので、スプレッドの手数料は乗せない、という太っ腹サービス。

一般的な、国際間の銀行送金の場合、

  • 仕向け送金手数料
  • 被仕向け送金手数料
  • 外貨取扱手数料(外貨のまま送金する場合)
  • 為替手数料(円転 or ポンド転の場合)
  • 仲介銀行を利用する場合は、その利用手数料

と、それなりの額がかかるのが一般的ですがトランスファーワイズでかかるのは、トランスファーワイズへの手数料、という名称でひとつだけ。それにこの手数料、事前にホームページ上に希望金額を打ち込むだけで、明瞭に表示されます。

手数料が明瞭表示されるなんて当たり前だろ、と思うかもしれませんが、海外送金では送ってみるまで手数料がいくらかわからない(どの中継銀行を経由するかが送ってみないと分からないため。)、というのが一般的なので、これだけでもすばらしいのです。

で、トランスファーワイズへの手数料は、送金金額に応じて増えていく仕組み。手数料が国ごとに違うので一概には言えませんが、10,000ポンドを超えたあたりから、うーん、これって銀行送金とどっちが得かな、って感じになってきます(このラインは国によっても違いますし、銀行送金でどの銀行使うかとかによっても違いますし、かなりざっくりとな感覚ですが)。

しかも、まだサービスとして日の浅い業者ですから、大きい額をどかんと預けるのは不安もあります。預けた途端トンズラして全額パーになる可能性だって、ゼロとは言い切れませんから。

なので、トランスファーワイズでの送金に向いているのはそこそこの少額まで、今回のケースのようなへそくりとかw、日本に残った子供に1カ月分の生活費を振り込むとかかな、というのが使ってみての感想です。大きな額はやっぱり銀行送金かなぁ、と。

でも、少額~1カ月分の生活費くらいまでの資金移動なら圧倒的にトランスファーワイズがお得です

トランスファーワイズを実際に使ってみた

transferwise

で、いきなりへそくり全額送るのも怖いのでw、とりあえず200ポンドだけ自分が持っている日本の口座へ送ってみました。この日のレートでは、27,933円となります。

トランスファーワイズは、送金に数日を要します。送金日の目安は送金前に知らされますが、かならずしもその通りにいくとは限りません。私の場合は目安日よりだいぶ早く決済されましたが、予定日までにされなかった、とネット上に書き残している人もいます。

また、為替レートは、送金の申し込みから24時間以内にトランスファーワイズの口座に入金すれば、当初に表示されたレートを保証してくれる仕組みです。

そして肝心の送金手数料、200ポンドの場合なら、たったの2ポンド!安い~ (*゚▽゚ノノ゙ブラボー!

(ちなみにこの後、トランスファーワイズを一度試してみて安全そうだったので、本番のへそくり送金をしましたが、そちらも銀行手数料よりは驚くほど安くいけました。とりあえずサイトで手数料見るだけでもしてみてください~!)

ちなみに、日本(の口座)から送金を利用する場合は、マイナンバーと所定の身分証明書が必要のようです。

でも、今回の私のケース(イギリスの自分の口座から日本の自分の口座への200ポンドの送金)では、そういったものは何も必要なし。

ただし、どこの国からどこの国への送金か・額はいくらか、など諸条件により、IDカードアップロードの要否・デビット/クレジットカードからの送金の可否(高額の場合、銀行振り込みのみ可)など、少しずつ手続き方法は変わるようです。申し込みの時の条件ごとに自動的にトランスファーワイズ側で判断して必要書類に関する指示をくれるので、その指示に従うだけです。

(ちなみに、自分の口座同士、イギリス⇒日本であれば1999ポンドまでならデビットカード/クレジットカード使えて、サイト上だけで送金可っぽいです。現状ね。)

で、私の場合は、手続きの2日後に無事、日本の口座に着金。トランスファーワイズジャパンという国内法人からの送金受け取りなので、海外からの送金受け取りにもならず、普通の国内送金のごとく入金されるだけでした。

…べんり!!フィンテックすげえ!(フィンテック言いたいだけ)

▼ご興味ある方はこちらからどうぞ ▼

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6 件のコメント

  • いつも楽しく拝見しております。ロンドンに駐在しているものです。
    ご帰国が近いのですね。。年末でしょうか?
    楽しいロンドンネタが見られなくなるのはとても寂しいですが、ご帰国までの準備もたくさん披露してくださってとてもためになります!
    最後まで楽しんでください〜!

    • はじめまして。帰国まであと2カ月くらいですかね~。まだ2カ月もあるのに帰国が楽しみで前のめりになっています^^;
      これからは帰国準備ネタがメインになりそうです。
      ぜひまた遊びに来て下さい~^^

  • いつも勝手に親近感を抱いているオランダに駐在して3年になる者です。
    同世代だと思うのですが、色々と同感する内容が多く、分かる分かると毎度楽しみに読ませて頂いてます^_^
    この情報はかなり有益ですね!自分もユーロから変えるのにどうしようかと思っていたので試してみます!
    残りわずがのようですが、ブログの更新楽しみにしています(^ω^)

    • コメントありがとうございます^^オランダにお住まいなのですねー。
      このサービスは本当にびっくりでしたが、かなり便利でしたのでぜひお試しを^^
      残りわずかですがぜひまた遊びに来て下さい~^^

  • 私も海外に長期間行く事が多いので参考になりました。
    すみません、ぜひ教えていただきたいのですが、日本の自分の口座ではなく、家族とか、他人の口座にも振り込めるのでしょうか?
    振り込まれた側の通帳には、送金者の名前はなんと表示されるのでしょうか?
    国内送金と同じなので、受け取り側は銀行にマイナンバー登録してなくても大丈夫なのかな…?

  • こんにちは!非常にためになるお話でした…私は逆方向でこれからイギリスに引っ越すのですが、日本からある程度まとまったお金をどうやって動かそうかと悩んでいます。お書きになった記事を読んで、なるほど高額になるほどTransferWiseのメリットは少なそうですし。(゜-゜)…

    久しぶりの日本はどうですか?管理人さんが他に書かれた記事も読んでみたくなりました。

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