ロンドンのロイヤルアカデミーでやっている、アイウェイウェイの特別展に行ってきました。4年間中国政府に取り上げられていたパスポートが無事返還され、この個展にアイウェイウェイ自身も参加できることがBBCのニュースでも話題になっていました。彼にとっては、4年ぶりの海外なんですね。どんな気分なんだろう。入口から、彼の作品が並んでいました。この木のやつ。
↑ Bedという作品。↓ Kippeという作品。
家具をベースとした作品達。
で、これが有名な「Straight」という四川大震災のがれきを使った作品と、
震災の調査をしない政府に代わって、アイウェイウェイが亡くなった子供たちの名前を調査した作品。ひとりひとりの名前や住所がリストアップされています。西洋人はこのリストへの反応、いまいちのご様子だったんだけど、(理由はたぶん、どれが名前でどれが住所で、ってのが分からないからだと思う…)私は心を打たれまくってしまいました。。。
その他にもいろんな作品がありました。上海のアトリエに当局から取り壊し命令が出た後の作品。「上海からのお土産」
取り壊し前日の蟹パーティーの様子をアートにしたもの。
こちらのボックスの中に…
中国当局に捕えられたアイウェイウェイのジオラマが。「S.A.C.R.E.D」。6つのボックスがあって、寝たり、食べたり、シャワーを浴びたり、トイレで用を足したりしています。これは自身の実話だというから、また…。
こちらはこの個展のために作った、自転車のシャンデリア。なんだかんだ言っても、彼のバックグラウンドは中国なんだな、と思わされる作品でした。今はガーキンの前にも同じモチーフの作品が飾られています。
12月13日までのエグジビションです。
ロイヤルアカデミーでは同時にジョセフコーネルの個展も開催されていました。ジョセフコーネルの作品を見るのは初めてだったのだけれど、ファンシーな狂気って感じでした。草間弥生のパートナーだったと知って、ちょっとびっくりしました。
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