ヴェネツィアでは自動車や自転車は禁止されていて、どこへ行くのも歩きか船のみしか使えない。当然タクシーも船だし、救急車も船で音鳴らしながら走ってる。
私たちみたいなイタリア本土からバスで来る人は、ローマ広場という島の入口部分で降ろされることになる。バスを降りて最初の橋のたもとまで行くと、もうそこはヴェネツィアがうぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁって広がっていて、その瞬間に飛行機や宿代がめちゃくちゃ高かったことが全て吹っ飛ぶくらい感動して、来てよかった、ということを確信したのだった。
公共交通機関は、ヴァポレットという名の水上バス。この黄色いラインが引かれた四角いボックスが船着き場。色々なところにあって、すごく便利。
ヴェネツィアの島の真ん中を流れる大運河にかかるリアルト橋も、ヴァポレットで通れたり。
夕方(とはいっても5月末で既に日没は8時くらい)には、船の上から夕焼けが見えたり。
これは、ヴェネツィアの隣にあるガラスで有名なムラーノ島から、ヴェネツィアのサンマルコ広場行きのヴァポレットの中で。20分くらいかかるのですが、ヴェネツィアの島の周りを半周するクルーズ状態で、超贅沢な雰囲気でした。天気いいしサイコー。でも、これも公共交通機関だから乗り放題券で乗れちゃう。
めっちゃ海。『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(上)―塩野七生ルネサンス著作集4― 』の中でも、水の都というより海の都と表現した方が正しい、と書かれていたんだけれど、まさに。海でしかない。
だんだん近づいてくるサンマルコ広場。真ん中に見えるのはドゥカーレ宮殿。
ヴァポレットだけでも十分楽しめる気がするけれど、ここまで来てゴンドラに乗らないのは勿体ない。ということで、ゴンドラ乗り場へ。歩いているとどこにでもある、ゴンドラ乗り場。ネットで事前予約しようかと思ったけれど、しなくて正解だった。
ゴンドラ、めちゃめちゃ値段高いんです。一艘につき40分で80€。6人まで乗れますが、我が家は2人なので2人で。値段交渉する人もいるのかもしれないけれど、基本的にはそういうの受け付けてない感じです。
さぼり癖のあるゴンドリエーレくん。途中、携帯でお話したりするイタリア人らしい(?)彼。
大運河をゆく。
続いて、小運河をゆく。写真、めっちゃ撮られる。
「マルコポーロの住んでいた家だよ、彼は君たちの国に行ったでしょ」
あ、私たちのこと、中国人だと思ってたんですね。どっちでもいいですけどw イギリスのブループラークのような感じで、マルコポーロの名前が掘られた石のパネルもありました。
だから何だ感は若干ありますが、折角来たからにはやっぱりゴンドラに乗らなきゃね。
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