ジェノバ1日観光と、宿泊した素敵なホテル Grand Hotel Savoia

MSCクルーズに参加するため、イタリアのジェノバにやってきました。

クルーズ船へのチェックイン時間は14時から17時の間。でも、ロンドンからジェノバへの飛行機直行便って数が少なくて、ちょうどいい時間の便があんまりない。万が一の飛行機遅れで船に乗り遅れても困るし、ってことで、安全策でジェノバのホテルに前泊することにしました。

だから、合計で8泊9日の旅。ジェノバは約1日の観光ができるスケジュールです。

ジェノバの空港から中心部のプリンチペ駅まではシャトルバスで約20分。
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この駅のターミナル内にあるHotel Continental Genova(四つ星)を予約していたんだけれど、その隣にあるGrand Hotel Savoia(五つ星、真ん中のピンクの建物)と経営が一緒らしく、部屋に空きがあるのか、無料グレードアップでホテルサヴォイアの方に宿泊させてくれるとのこと。

予約するときに迷ったんだけど、ちょっと割高だから諦めたホテルだったので、まさかのラッキーにテンションあげあげ(・∀・)お部屋はこんな感じ。
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ゴージャス (´▽`)このホテルめっちゃ雰囲気いい。

グランドホテル サヴォイア(Grand Hotel Savoia)の詳細はこちらから

ホテル コンチネンタル ジェノヴァ(Hotel Continental Genova)の詳細はこちらから

さて、もうすでに夕方ですが、ホテルに荷物を置いて、少しだけ観光に出かけます。

まずは、ジェノバ港を散歩。17世紀に使われていたガレオン船・ネプチューン号のレプリカが展示されていました。17世紀にこの大きさってすごい。中にも入れます。
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港の景色は超キレイというわけでもなく(笑)、ちょっと眺めた後は、旧市街に向けて歩きます。

港の近くにある、サン・ジョルジョ宮。入らなかったけれど、外壁がきれいでした。
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旧市街は、ヴェネツィアでも見かけたような細い道が続きます。ヴェネツィアの方が管理が行き届いていてキレイかな。細い道なので、ほとんどが日陰になっていて暑い夏でも涼しく歩けます。
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治安面で不安になるような景色も一部あったりするので、夜の散歩は気を付けた方が良さそうでした。

さて、もう夕食の時間です。
ジェノバといえば、ジェノベーゼソースのパスタが有名なので、レストランで頼みました。
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…うーん、私、ジェノベーゼソース苦手かも(笑)。

夜にはホテルからキレイな夕焼けが見えました。
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そして翌日の朝。窓の外を眺めると、既に私たちが乗る予定のクルーズ船が港に停泊しています。これには「お~!」と興奮。
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…私が乗船するのは紫のちょっと小さい方の船なんですけどね(泣)。クルーズ船の大きさも色々です。

クルーズ船のチェックイン時間まではまだ時間があるので、午前中は引き続き市内観光をしました。まずは無料の教会、サンティッシマ・アヌンツィアータ聖堂(Basilica della Santissima Annunziata del Vastato)へ。
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ゴージャス!こりゃすごい。17世紀に建てられたバロック様式のカトリック教会。
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絵画のようで、実は彫刻。
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これ(↓)なんか写真だと、絵画にしか見えないけど、彫刻。すごいー。
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次は、ストラーデ・ヌオーヴェへ。

ストラーデ・ヌオーヴェとは、16世紀、ジェノヴァ共和国が要職にあるお客を迎えた際にもてなすように指定した、貴族の中でもより財力と権力を備えた者たちの豪華な私邸が並んだ通りのこと。今はこの通りが世界遺産に指定されています。

そして、その私邸をまとめてパラッツィ・デイ・ロッリ(ロッリの邸宅群)と呼ぶそうです。全部で40以上あり、一部は企業や行政のオフィスになっていますが、一般客が見学ができるものも残っています。

まずはその中のひとつ、赤の宮殿へ。今はジェノバ市所有の美術館になっています。
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天井の装飾はきれいだけど、貴金属は一部に使用されているだけで、基本はだまし絵。
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貴族って言っても、王様と比較すると無尽蔵にお金があるわけじゃない、というあたりが面白かったです。もちろん、相当の金持ちじゃないとこんな風にも出来ないし、個人所有でこんな大きな家建ててる時点で超すごいんですけどね。絵画はたくさんありましたが、どれもあまりそそられず。

次は、赤の宮殿の向かいにある白の宮殿へ。こちらも貴族の家が美術館になったもの。
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ヴェロネーゼのスザンナの水浴。管理状態は悪いけど。
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フィリッポ・リッピの聖セバスティアヌス。
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大好きなスルバランの聖ウルスラと、聖エウフェミア。スルバランの描く女性聖人可愛すぎ。
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英ナショナルギャラリーにある4枚で四大元素を描いたJoachim Beuckelaerの作品がこの美術館にも。
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他にもルーベンスやヴァンダイク、他にもオランダ絵画やスペイン絵画もあったりして、絵画コレクションとしては赤の宮殿より白の宮殿の方が面白かったです。

それから、パガニーニが愛用していたバイオリンも展示されていました。私にはその価値がいまいち分からなくて残念。きっとすごいものなのでしょう。
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その後もストラーデ・ヌオーヴェを歩きます。こちらの建物は現在、ドイチェバンクのオフィスになっているようでした。これがオフィスってすっげぇw(゚o゚)w
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そして、ジェノバのショッピングストリートなどもある、フェラーリ広場まで到着。ショッピングを楽しみつつ…
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その近所にある、ジェノバの英雄・コロンブスの家にも立ち寄りました。
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実際にここでコロンブスが暮らしていたかは怪しいところなので、レプリカみたいなものだと考えた方がよさそう。これにてジェノバ観光は終了です。

ジェノバは観光地としては、まぁ…機会があったら行く程度で十分かなぁ、と思いました。そんな中で一番興味深かったのは、港近くにある卸問屋でした。
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真夏なのに入口でダウンコートを売っている謎の卸問屋が、数十件ずらーっと並んでて。中を少し覗くと、どれも中国人経営で、顧客は黒人の方。イタリアとか地中海の他の国でもよく見る、黒人の人達が道に露天広げてセルフィーとかバッグとか売ってる、ああいうのを仕入れるお店っぽい。店によっては偽ブランドバッグとかも仕入れられるのかも?

どの街にも卸問屋があるのかもしれないけれど、実際に見たのは初めてで。どこででも自分達の商売をする中国人はたくましいし、露天で物を売る黒人の人達はこういうところで物を仕入れているのか、と衝撃を受けました。

偽ブランド品は作っちゃいけない、というのは正しい一方で、イタリアを旅行しているとその偽ブランド品の販売を黙認することで治安が維持されている部分もあるんだよなぁ、と、感じたりすることも。面白いものが見れたジェノバでした。

さて。
次はいよいよクルーズ船に乗り込みます。

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