先日、ミスサイゴンを見てきました。ロンドンでのミュージカル鑑賞は初めてです。ロンドンに来て3カ月目でミュージカルなんて、ちょっと遅いんじゃないのー???と思いましたか(´・ω・`)?
そうなんです。遅いんです。ずっと行きたい行きたいとは思いつつ、実は、気が進まなかった理由もあったりして。
私、大学生の時にニューヨークに旅行に行って、ライオンキングとファントムオブオペラを見たことがあるんですね。でもまぁ、案の定、その時、内容がほとんど分からなくって(笑)、あんまり良い思い出がなかったのです…(‘д` ;)でも舞台とかミュージカル自体はそんなに嫌いではなくて、日本ではたしなみ程度には(笑)見ていたのですが…。
まぁ、何はともあれ、やっと重い腰が上がり、やっとロンドンはウエストエンドのミュージカルを見てきたのです。演目をミス・サイゴンにした理由は特になくて、前日にTKTSで28£で結構いい席が売っていたから、ただそれだけです。(TKTSというのは、ウエストエンドの公式の安売りチケット売り場、みたいな感じですかね。今回は前日にチケットをゲットしました。)
NYのことで後悔していた私は、きちんと物語の結末まで予習をしました。これがすごい大事!だと気付きました。10年前NYに一緒に行った友人は英語がペラペラだったのですが、それでも歌いながらの英語を理解するのはすごく難しかった、とのこと。私なんかが理解しようとするのは100年早いのです。ということで、前日に見る演目を決めてから、ネットで調べて必死にあらすじをたたき込みました。
さて。劇場。ソーホーにあります。
劇場の中。
中はこんな感じ。この時はまだお客さんがまばらですが、ほぼ満席になりました。前日に購入したときはまだ余裕があったのに、開演までにチケットをきちんと捌ききるのは、さすが。
上演時間は休憩時間も含めて2時間50分でした。
で、感想ですが。(ネタばれあり)
★5つで言うと… ★3くらいですかね(笑)。理由は、
- ストーリー重視のミュージカルだったので、やはり言葉の問題でストーリー全てを追うことが出来なかった。とは言っても、予習のおかげで流れもほぼ分かったし、悲しくて泣いちゃうシーンもあったので、それなりにストーリーを追うことは可能。
- 主役の方は、歌うまーい。でも、音響の問題もあるのかもしれないが、劇団四季のウィキッドほどの心震える歌声ではなかった。ていうか、ウィキッドの前半クライマックスが凄すぎるだけなんだろうけど…。
- ダンスシーンがそんなに無かった。そして、劇団四季のCATSみたいに指先まで力のこもったダンスというよりは、なんか(言い方悪いけど)ちょっと雑?。ダンサーのダンスも宝塚のほうがぴしっと揃ってるかもー。(というか、そもそもぴしっと揃うことを良しとする文化なのかなぁ?どうしても固定概念か、揃っているダンスが好み…。)
- 後半のヘリコプターのシーンはさすがの迫力。あのシーンが私的ベスト1シーン。装置好きですからね。
- そして、たぶん私が一番引っかかっているのは…ストーリーそのものが、欧米人以外が見ると不快に感じる人も出る可能性があるものだということ。物語が、ベトナム戦争時のサイゴンの女性と米兵の恋、からの~、子供妊娠するも、米兵だけアメリカに帰っちゃう…みたいな話なんです。正直、東洋人かつ性別:女の私としては、完全にキムちゃんに肩入れしてしまうわけです。戦争しといて、遊んどいて慰められたくせに、キムちゃんをベトナムに置いて、自分はアメリカで結婚しちゃうわけです(まぁ、米兵は妊娠に気付いてなかったんで仕方ないんですが)。それが現実なんですけどね。で、また、人種通りの配役だから、めちゃくちゃリアルなんですね。。。要は、あんまり胸糞良くなかった、って話です(笑)。おほほほほー
ということで、特にミスサイゴンがもともと好き!ミュージカル好きで色んなミュージカルが見たい!というわけではない旅行者の方には、胸糞悪くなる可能性もあるのでそこまでおススメしないかな…(´・ω・`)でも良いか悪いかといえば良かったし、前日に格安チケットが買えるのであればコスパがかなりいいので、駐在の人とかは見てもいいかもなー、と思いました。ちゃんちゃん。
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