そろそろカレーとか食べたいよね!ということで、今日のランチはコヴェントガーデンのDISHOOMへ行きました。
このDISHOOMというお店は、20世紀にボンベイで流行した「ボンベイカフェ」をイメージしたお店、とのこと。ボンベイカフェよりも、Irani cafe(イラニーカフェ)というのが一般的な名称らしい。
1890年代に起こったペルシアでの飢饉で、パキスタンをひとつ挟んでイランからボンベイに移住したペルシア人が生活のために始めた、とのこと。それまでのカースト制に基づく現地インド人が経営していたレストランとは異なり、カーストや宗教を問わずあらゆる人が集える自由で開放的な雰囲気を生んだカフェという意味で、とても革新的だったのだそう。1960年代のボンベイには400ほどのボンベイカフェがあったものの、今は30あまりに減少してしまっているらしい。
うーん。歴史上、「カフェ」が果たした役割ってすごいのね、とこの国に来てからよく思います。イギリスでも1650年代にコーヒーショップがオープンして、そこが社交場や政治的結社や保険会社や銀行へと変化していったようだし、色々と興味深いなー、と思います。話が飛びますが、イギリス最古のコーヒーショップと言われているクイーンズ・レイン・コーヒー・ハウスや、最初のティーハウスであるゴールデン・ライアンズ所縁のトワイニング本店にも、いつか行ってみたいものです。
- CHICKEN RUBY(カレー)
- STEAMED BASMATI RICE
- MANGO&FENNEL LASSI
を注文しました。
インド系カレーなのか、ペルシア風カレーなのか、良く分からない。が、おいしゅうございました!
■Dishoom Covent Garden
住所:12 Upper St Martin’s Lane, London WC2H 9FB
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