さて。フィヨルドが目的だったノルウェイのベルゲンへの旅ですが、その他にももうひとつ楽しみにしていた、ベルゲン美術館KODE(コーデー)へも立ち寄りました。
ここは北欧最大級の美術館で、全4館から成る美術館です。ノルウェーの絵画等を中心に見ることができます。何と言ってもお目当ては3号館。「叫び」でおなじみのムンクの絵画が2階にたくさんあるのです。
これはムンクの作品ではありませんが、2階の入口にあった、GERHARD MUNTHEの求婚者という絵。1905年の作品。タッチが独特すぎる。
さて。「叫び」はオスロの国立美術館にあるのですが、こちらには版画の「叫び」があります。ムンクが版画もしていたとは、知りませんでした。
こちらも版画作品。
winter landscape from Thuringen
こちらはコーデーの入口にも飾られている代表的な絵。
この表情、ムンクらしい…。
こんな作品もありました。私はムンクの作風、すごく好きだなぁ~。
そして、4号館へ移動。Nicolai Astrup(1880-1928)というノルウェーの画家の特別展が開催中でした。この人の絵、フィヨルドなんかが題材となっていて、さすがノルウェーの画家だなぁという感じなのですが、独特の毒々しさみたいなものも持っていて、面白かったです。
パンフレットにも使われている代表作。The Main Midsummer Eve Bonfire。
こっちも焚火の絵。焚火をするのがフィヨルド地区の夏の風習だったのでしょうかね。各々の村から焚火が上がっています。
牛小屋でチューする二人を盗み見するおっさんの絵。
この人も版画をしたそうです。
その他にも15世紀の宗教絵画などがありました。受胎告知シーン、ですかね。
こっちは羊飼いの礼拝のシーン、かな。
あとは、↑ ヴラマンク(Vlaminck)とか、↓ ピカソとか。4号館はキュビズムやシュルレアリズムの絵がたくさんありました。
以上、全部ピカソでした。あんまピカソって好きじゃないかな~。でも西洋人に一番人気なのはピカソだって聞いたことがある気がする。ちなみに日本人が一番好きなのはゴッホなんだとか。
そして4号館にもムンクの作品がありました。
どれも素敵だけれど、最後の1枚は華やかで可愛い感じ。ムンクは途中精神を病んで入院していたこともあるようなのですが、80まで精力的に絵を描き続けて、1944年に亡くなったそうです。
イギリスの美術館とは全く違う雰囲気で、フィヨルドが題材となった絵が圧倒的に多かったです。ノルウェーならではの絵画がたくさん見れたので、来て良かったです。
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