実は今回のウィーン旅行では、もともとAirbnbを使ってみるつもりでいて、既に部屋も押さえてありました。
ヨーロッパへ旅行に行くのも慣れてきたなぁ、と個人的には思っていたので、少し何か新しいことをしてみたかった、ってのが一番の理由。それに、ホテル代と比較するとやっぱりAirbnbは安い。3泊で1万5千円っていう格安の(でもけっこうキレイな)「個室」を押さえました。
Airbnbのカテゴリで「個室」ってのはドミトリーとか、下手したら個人の住宅の一部、ってこと。どのくらいのセキュリティで守られているのか、Airbnbのページを見ただけだと100%は把握できない。(もちろん、「まるまる貸し切り」にしてセキュリティを守れる物件もあるけれど、私が選んだのはそういうのじゃなかった。)
んー、若干不安は残るけど、レビューもいくつかあるし、オーナー女性だし、まぁ大丈夫だろ、って思ってたところに、バンクーバーで日本人女性が行方不明、で、結局亡くなってしまった、ってニュースがあって。
…色々Airbnbのオーナーとやり取りして、家で落ち合う時間とか決めた後だったのに超申し訳なかったけど、キャンセルした。今でも日々注意して過ごしてるつもりだったけど、でも、なんか気が緩んでいたかも。慣れない土地で、そんなチャレンジしなくてもいいチャレンジなんか、しなくていいのだった。…猛省。
話が逸れるけれど、別に彼女が警戒心なしで海外で過ごしていたかは分からないし、普通に考えるとそれなりに注意は払っていたに決まっている。それでもいきなり予期せぬ危険に巻き込まれることもあるし、それは海外だけじゃなくて日本だって同じ。海外で亡くなっただけであんなふうに言われてしまうなんて彼女は可哀想すぎるし、本当に海外ではおちおち死ねないわ、死んだ後も叩かれるなんて嫌な世界だわ、と今海外で生きている身としては思うのだった。
まぁでも、海外に慣れてきて私のリスク管理がちょっとゆるくなっていたのは紛れもない事実。気をつけよう。
…ということで、やっぱりホテルに泊まろうか、と思っていたのだけれど、きれいなホテルは、ウィーンはちょっと割高。しかも、今回一人旅なので予算が少ないんですよね。だって、私のお財布から旅費が出るもんで。(人の金だと財布の紐が若干緩くなる最低なやつw)
ってなことで、選択肢として出てきたのがアパートメント。色々種類はありますけれど、かなり雑にまとめると日本で言う普通のマンションの一室みたいなところを、旅行者用に貸し出してるやつです。
上で述べたAirbnbの「まるまる貸し切り」と何が違うのか、っていうと、Airbnbの「まるまる貸し切り」は、個人が自分の所有する空いてる家やマンションの一室をまるごと貸す、っていう個人的な感じ。対して、まぁ一概には言えませんが、アパートメントは、大きなマンションの中の一定の戸数を事業用として宿泊者に貸してる、ってところが多いのではないでしょうか。(まぁでもそれも、ざっくりとした区分けなので境界は曖昧。)で、今回借りたところは完全に事業としてやってるようでホテル予約サイトとかにも載ってる、ってことで、より信用には足る、という考えで。(まぁそもそも、Airbnbでも「まるまる貸し切り」ならそんなにリスクがあるとも思えませんが。)
アパートメントを利用するのは実は2回目。はじめは、エディンバラで、当然ホテルを予約したつもりだったのに、アパートメントだったというw 私旅行なんて特に好きじゃなかったから、ヨーロッパだとホテルと並んでアパートメントが予約サイト上に載っているのが普通、なんて知らなくて。
その結果、そのアパートメントがホテルじゃないって気付くまでにかなり時間かかって、普通の家だからまた探すのにも時間かかって、鍵の暗証番号に関するメールが通知されているのを知らなくて中に入るのにも時間かかって…なんか嫌な思い出しかなかったんですよね、アパートメントに。
まぁでも広いし、安いし、きれいなインテリアのところ多いし、使い慣れているならそれなりに便利なはず、ってことで今回は再チャレンジ。
事前にメールのやり取りをして、鍵のある金庫のある場所、それを開けるための暗証番号などを聞いて、準備万端。
無事到着。泊まったアパートメントはこちら(クンストハウス・アパルトメンツ)
この部屋は27番の、屋根裏部屋。斜めの窓がいかにも屋根裏部屋って感じ。でも広さは十分、というか2人でも広すぎるくらい。
冷蔵庫、レンジ、オーブン、食洗機、キッチン雑貨などひととおり揃ってます。バスタブはないですがシャワールームはきれい。
テラス付きで、テラスからは隣にあるクンスト・ハウス・ウィーンという現代アート的な?ミュージアムの個性的な建物が見えます。
なかなかいいアパートメントで、1日8000円くらいだったので、満足でした。Wi-Fiも普通に使えたし、ウィーンミッテ駅という大きな駅からトラムで3~4つの便利な場所だったし。アパートメントに関する嫌な思い出を払しょくできたかも。
(それでも、いつでも受付が開いているホテルとは違って、チェックインの時間にも制約があったり、何らかのトラブルで鍵のやりとりができない場合でそれが夜間や土日だと運営先と連絡がつかない…なんて話もネット上には載っているので、ご利用は慎重に、かつ、事前のやり取りをしっかり、はかなり重要のようです。)